神姫バス神戸営業所

神姫バス神戸営業所は、神戸市中央区港島南町に位置する神姫バスの営業所です。所属車両の表記は「神」となっています。ここでは、以前同じ場所に併設されていた神戸市交通局中央南営業所についても記述します。

概要

神姫バス神戸営業所は、神戸市内とその周辺地域を結ぶ重要な拠点です。高速バス路線と一般路線を所管し、神戸市民の足として、また観光客のアクセス手段として、大きな役割を果たしています。

所管路線

高速路線

四国、中国、淡路島方面への高速バス路線を運行しています。これらの路線は、共同運行している場合もあります。

四国方面：徳島、高松、高知、松山
中国方面：広島、松江・出雲
淡路島方面：神戸空港・新神戸駅・神戸三宮 - 津名港・洲本バスセンターなど
USJ・大阪南港 神戸空港 - 神戸三宮 - USJ - 南港ポートタウン
その他 三宮 - 三田駅、三宮 - 神戸三田プレミアムアウトレット (三田営業所が所管)

淡路島方面への高速バスは、速達・急行・快速・各停の4種類があり、それぞれ停車停留所が異なります。2023年4月1日からは、本四海峡バス・西日本JRバスとの共同運行も開始され、神姫バスは快速タイプを運行しています。

一般路線

主にポートアイランド内の路線を担当しています。

ポートアイランド線：1系統、2系統、3系統など
その他：三宮駅前 - 神戸女子大学 - 医療センター駅前 - 中央市民病院 - 神戸どうぶつ王国前線など

ポートアイランド線は、三宮駅とポートアイランドを結び、島内の各施設へのアクセスを担っています。2系統はIKEA神戸発着便もあり、島民の生活を支えています。

7系統
11系統
12系統
13系統
18系統
29系統
101系統

ポーアイ循環線

神戸営業所と西神営業所が運行を担当し、一般路線用車両が使用されています。午前と午後でルートが異なり、キャンパスの利用者に合わせた運行となっています。

ポーアイキャンパス線

三宮駅とポーアイキャンパスを結ぶ路線で、神戸営業所、三田営業所など複数の営業所が担当しています。ポートライナーの混雑緩和の役割も担っており、大学の講義時間に合わせて運行されています。運賃はポートライナーと同額で、神戸学院大学側が一部を負担しています。

神戸学院大学KAC - 神戸学院大学KPC

明石営業所と大久保出張所が担当する、神戸学院大学の両キャンパス間を結ぶ路線です。大学関係者だけでなく、一般利用も可能です。高速道路を経由し、両キャンパス間の移動をサポートしています。

神戸空港線

新神戸駅と神戸空港を結ぶ路線で、神戸営業所をはじめとする複数の営業所が担当しています。早朝から夜間まで運行され、空港アクセスを支えています。

Port Loop（ポートループ）

2021年4月1日より運行を開始した連節バスによる路線で、新神戸駅とハーバーランドを結びます。神戸市内の主要観光地を巡回し、観光客の移動をサポートしています。

新港町三宮循環・新港町シャトル

三宮駅と新港町を結ぶ路線で、2021年4月1日より運行を開始しました。新港町周辺のアクセス向上に貢献しています。

アリーナシャトル

三宮駅とジーライオンアリーナ神戸を結ぶ路線で、イベント開催時に運行されます。

シティー・ループ

神戸市内の主要観光地を巡回する路線で、2022年4月1日に神戸交通振興より引き継がれて運行を開始しました。

山手線

南京町東口と神戸駅前を結ぶ路線で、2022年4月1日に神戸交通振興より引き継がれて運行を開始しました。料金は市バスと同じ扱いです。

使用車両

高速路線

三菱ふそう・エアロバス、三菱ふそう・エアロエース、日野・セレガが主力です。長距離路線用には3列シート車も導入されています。

一般路線

三菱ふそう・エアロスター、日野・ブルーリボン、いすゞ・エルガ、日野・ブルーリボンハイブリッド連節バスなどが使用されています。

車庫・関連施設

神戸車庫：2021年6月1日より運用を開始した新しい車庫で、給油・洗車・検車設備を備えています。
ポーアイ車庫：以前は神戸営業所の主たる車庫でしたが、現在は神戸市交通局中央南営業所として運用されています。
ポーアイ第2車庫：高速バスの回送場所として利用されています。
神姫バス神戸三宮バスターミナル：過去に神戸営業所が所在していました。
神姫観光バス神戸営業所：過去に一部車両が回送されていました。
脇浜車庫（閉鎖）
ポーアイ第3車庫（供用終了）

神戸市交通局中央南営業所

2018年8月1日に開設された神戸市バスの営業所で、運行はすべて神姫バスに委託しています。

2系統
7系統
18系統
* 66系統

2024年6月現在、大型ノンステップバスのみが在籍しており、いすゞ自動車製、日野自動車製、三菱ふそうトラック・バス製、日産ディーゼル製の4メーカーが揃っています。2024年6月には、初めて新車が直接導入されました。

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