神村学園前駅

神村学園前駅について

神村学園前駅は、鹿児島県いちき串木野市別府に所在する、九州旅客鉄道（JR九州）鹿児島本線の駅です。駅名の通り、国道3号線を挟んだ向かい側に神村学園の初等部、中等部、高等部が位置しており、多くの学生が利用しています。

歴史

この駅は、いちき串木野市が2006年にJR九州に開設を要望したことが始まりです。2009年夏に着工し、JR九州は1日あたり約1,200人の利用を見込んでいました。駅舎やホームの屋根の設置費用は約1億4,000万円で、全額を神村学園が負担しました。一方、駅への階段やエレベーター、駅前広場の設置費用約1億2,000万円はいちき串木野市が負担しました。開業式には、当時のいちき串木野市長や神村学園の学園長が出席しました。

駅の利用者は、1日に1,000人以上の児童生徒がおり、特に朝の時間帯は国道3号を横断する信号待ちの人々で大変混雑していました。そのため、2015年から駅と学校を結ぶ連絡橋の設置要望が出されました。結果、駅の敷地から国道手前までの30.7メートルを神村学園が1億円をかけて設置し、国道を横断する26.3メートルは鹿児島国道事務所が1億8,900万円をかけて設置しました。この連絡橋は2020年7月3日に渡り初め式が行われ、生徒の安全な通学を支えています。

年表

1990年2月：串木野市議会がJR九州に新駅開設の検討を要望。
2006年1[[2月]]：いちき串木野市がJR九州に新駅開設を要望。
2009年8月：駅開設工事着工。
2010年3月13日：駅が開業。
2012年1[[2月]]1日：ICカード「SUGOCA」の利用が可能となる。
2020年7月3日：駅と神村学園構内を結ぶ連絡橋が完成。

駅構造

神村学園前駅は、単式ホーム1面1線を有する地上駅で、無人駅です。線路の分岐器や絶対信号機がないため、停留所に分類されます。駅は盛土上にあり、ホームと駅前広場は階段またはエレベーターで繋がっています。鹿児島本線では、八代以北、川内以南を含めて唯一の棒線駅となっています。

IC乗車カード「SUGOCA」が利用可能で、簡易SUGOCA改札機が設置されています。ただし、チャージはできません。ICカード以外の普通乗車券は、降車時に駅の集札箱に入れるか、車掌に渡します。また、ICカードには対応していない簡易自動券売機が設置されています。

のりば

駅のホームには、駅の時刻表や公式サイトに記載されているのりば表記があります。

利用状況

2020年度の1日平均乗車人員は877人です。

駅周辺

駅周辺には、以下の施設があります。

神村学園初等部・中等部・高等部
神村学園附属幼稚園
神村学園専修学校
いちき串木野市立照島小学校
鹿児島県立串木野養護学校
ローソン串木野神村学園前店
ほっかほっか亭神村学園前店
モスバーガー串木野店
みその食堂
ごもんちゃんラーメン 本店
金子病院
南洲整形外科病院
国道3号

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

■鹿児島本線

串木野駅 - 神村学園前駅 - 市来駅

外部リンク

神村学園前駅（駅情報） - 九州旅客鉄道

もう一度検索