秋歌

アルバム『秋歌』について

『秋歌』は、2005年8月31日にGT Music／Sony Music Directから発売されたコンピレーション・アルバムです。このアルバムは、「秋」をテーマに、様々なアーティストの楽曲を集めたもので、特に1970年代から1980年代のJ-POP、フォークソング、アイドル歌謡曲を中心に選曲されています。ソニー・ミュージック系列からの発売ですが、一部の楽曲は他社から音源を借りて収録されています。例えば、森高千里の「私がオバさんになっても」はワーナー・パイオニアから発売された楽曲です。

前年には、同じく秋をテーマにしたコンピレーション・アルバム『秋の夜長と上手につきあう17の知恵』が発売されています。こちらには、高田みづえの「秋冬」や山口百恵の「秋桜」が収録されており、『秋歌』とは異なる選曲が楽しめます。

収録曲について

『秋歌』には、時代を彩った数々の名曲が収録されています。

風は秋色（松田聖子）：1980年リリースの松田聖子の初のオリコン1位獲得曲。
すみれ September Love（一風堂）：1982年リリースの楽曲。1997年にSHAZNAがカバーし、リバイバルヒットしました。
M（PRINCESS PRINCESS）：1988年リリースのアルバム『LET'S GET CRAZY』収録曲。
月の舟（池田聡）：1988年リリースの楽曲。
私がオバさんになっても（森高千里）：1992年リリースの楽曲で、日本テレビ土曜ドラマ『まったナシ!』の主題歌。第43回NHK紅白歌合戦でも歌唱されました。
SHOW ME（森川由加里）：1987年リリースの楽曲で、TBS金曜9時枠ドラマ『男女7人秋物語』の主題歌。
九月の雨（太田裕美）：1977年リリースの楽曲。第28回NHK紅白歌合戦で歌唱されました。
思えば遠くへ来たもんだ（海援隊）：1980年リリースの楽曲。
秋桜（さだまさし）：1978年リリースの楽曲で、山口百恵への提供曲のセルフカバー。
哀愁のシンフォニー（キャンディーズ）：1976年リリースの楽曲。
季節の翳りに（渡辺真知子）：1979年リリースの楽曲。
それぞれの秋（アリス）：1980年リリースの楽曲。
哀愁のページ（南沙織）：1972年リリースの楽曲。イントロに英語の台詞が挿入されています。
祭りのあと（よしだたくろう）：1972年リリースのアルバム『元気です。』収録曲。
残り火（五輪真弓）：1978年リリースの楽曲。
コスモス街道（狩人）：1977年リリースの楽曲で、秋の軽井沢を舞台にしています。
秋冬（三ツ木清隆）：1983年リリースの楽曲。

関連作品

このアルバム以外にも、以下のような季節をテーマにしたコンピレーション・アルバムが発売されています。

春の桜と優雅に語らう17の知恵（2005年2月23日）
春歌（2006年3月1日）
夏歌（2004年6月23日）
夏歌2（2005年6月22日）
秋の夜長と上手につきあう17の知恵（2004年9月23日）
冬歌（2004年11月26日）
冬歌2（2005年11月23日）

これらのアルバムと合わせて聴くことで、より季節を感じられるでしょう。

『秋歌』は、日本の音楽史に残る名曲を一度に楽しめる、秋の夜長にぴったりのアルバムです。それぞれの楽曲が持つストーリーや時代背景を感じながら、ゆっくりと音楽に浸ってみてはいかがでしょうか。

もう一度検索