競艇場前駅 (東京都)

競艇場前駅

競艇場前駅（きょうていじょうまええき）は、東京都府中市小柳町四丁目に位置する西武鉄道多摩川線の駅です。駅番号はSW05で、西武鉄道の駅の中で最も南に位置しています。

歴史

この駅は、1919年（大正8年）6月1日に多摩鉄道によって常久駅（つねひさえき）として開業しました。当初は多摩鉄道の終着駅でしたが、1922年（大正11年）に是政駅まで延伸された際に途中駅となりました。1954年（昭和29年）5月21日に現在の競艇場前駅に改称されました。また、1965年（昭和40年）頃には、多摩川での砂利採取禁止に伴い、北多摩一号水再生センター方面への支線が廃止されています。1967年（昭和42年）8月31日には多摩川線の貨物取り扱いが廃止されました。2005年（平成17年）8月7日には、エレベーター設置のため、旧上りホームが廃止され、1面1線化されました。2006年（平成18年）2月17日には、エレベーターと多機能トイレの使用が開始されています。

駅名の由来

駅名は、多摩川競艇場の最寄駅であることに由来しています。旧称の「常久」は、駅が所在する場所の以前の地名から取られています。

駅構造

競艇場前駅は、単式ホーム1面1線の地上駅で、橋上駅舎を有しています。以前は相対式ホーム2面2線でしたが、利用頻度の低下とバリアフリー化工事のため、交換設備が撤去されました。これにより、ホーム上と改札内には次の電車の行き先を案内する表示器が設置されています。是政駅には、運転士への（当駅）扉注意喚起の看板があります。旧上りホームはそのまま残されており、北口地上階から改札階へのエレベーターが設置されています。また、改札階から旧上りホームへ通じる階段は封鎖され、代わりに「だれでもトイレ」が設置されました。さらに、旧上りホームの空きスペースは、2018年3月頃から多摩川競艇場の宣伝として、使用済みのモーターボートが展示されています。

のりば

当駅は上下線共用の1面1線のため、案内上ホームに番号は振られていません。

利用状況

2023年（令和5年）度の1日平均乗降人員は2,869人で、西武鉄道全92駅中82位です。近年の一日平均乗降・乗車人員の推移は以下の通りです。

駅周辺

駅の周辺には、多摩川競艇場があり、陸橋で直接アクセスできます。駅の南側にはロータリーがあり、バスが発着しています。一般商店は南側に多く、北側には競艇場来場客向けの飲食店が立ち並んでいます。

主な周辺施設

多摩川親水公園
東京電力北多摩変電所
小柳公園
東京都下水道局北多摩一号水再生センター
府中小柳町郵便局
中央自動車道府中バス停・府中スマートIC
ローソン・スリーエフ 府中小柳町店
櫻井病院
府中市コミュニティバス「ちゅうバス」- 押立町ルート

隣の駅

西武鉄道

多摩川線

白糸台駅 (SW04) - 競艇場前駅 (SW05) - 是政駅 (SW06)

脚注

注釈

出典

東京都統計年鑑
西武鉄道の1日平均利用客数

関連項目

日本の鉄道駅一覧

外部リンク

* 競艇場前駅（駅情報） - 西武鉄道

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