粟山博

粟山 博（もみやま ひろし）

粟山博は1884年10月2日に福島県安積郡富久山町で生まれ、1959年9月20日に他界した日本の著名な政治家です。衆議院議員を10期にわたって務め、正四位の位階を有し、勲二等の栄誉も受けています。

来歴

彼の政治キャリアは、戦前の憲政会や立憲民政党に所属することから始まりましたが、戦後には公職追放の対象となりました。追放が解除されたあとは、旧民政党左派のメンバーと共に活動し、1952年に政界に復帰します。その後、改進党や日本民主党に参加し、日本民主党が保守合同を行った際には自由民主党に所属、松村・三木派に加わりました。

年表

• - 1884年（明治17年）：生誕。
• - 1911年（明治44年）：政治活動をスタートし、古島一雄の選挙を手伝う。
• - 1912年（明治45年）：早稲田大学を卒業し、カリフォルニア大学及びノース・カロライナ大学院に留学。
• - 1917年（大正6年）：帰国後、衆議院議員選挙で落選。
• - 1920年（大正9年）：再度衆議院議員選挙に挑戦も落選。
• - 1921年（大正10年）：補欠選挙で初当選。
• - 1924年（大正13年）：衆議院議員に再選。
• - 1928年（昭和3年）：立憲民政党から当選し、海軍参与官を務める。
• - 1930年（昭和5年）：再び衆議院に当選。
• - 1936年（昭和11年）・1937年（昭和12年）：連続して当選。
• - 1942年（昭和17年）：無所属で衆議院議員選挙に落選。
• - 1940年代：公職追放。
• - 1952年（昭和27年）：改進党から当選。
• - 1955年（昭和30年）：日本民主党から再度当選。
• - 1958年（昭和33年）：自由民主党から当選。
• - 1959年（昭和34年）：衆議院議員在任中に逝去。

主な家族

粟山博の家族には養女の粟山秀（衆議院議員）や養子の粟山明（秀の弟、衆議院議員）がいます。

著作

彼の著書には、1917年に発表された『巴奈馬運河と列国貿易競争』や、1942年に刊行された『共栄通貨と物資交流』があります。また、1971年には追悼録も刊行されています。

参考文献

彼に関する資料としては、1990年に発行された『議会制度百年史 - 衆議院議員名鑑』や、1986年の佐藤誠三郎・松崎哲久共著の『自民党政権』などがあります。

外部リンク

• - 粟山 博 - コトバンク
• - 人事興信録データベース - 粟山博

粟山博は長い政治人生を通じて、さまざまな政党での活動により、日本の政界に大きな影響を与えた人物として知られています。

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