美甘子

美甘子（みかこ）

美甘子（みかこ）は、1982年4月26日生まれの日本のアイドル、タレントであり、スプラットに所属しています。愛媛県今治市出身で、歴史アイドル（歴ドル）として幅広い活動を展開しています。

来歴

愛媛県今治市、大山祇神社や村上水軍、鶴姫などの歴史に彩られた地で育ちました。愛媛県立今治北高等学校を経て、専修大学文学部日本語日本文学科を卒業。大学時代には「はっぴいえんど論〜日本語ロックの先駆け〜」をテーマに卒論を執筆しています。

大学卒業後は大日本印刷に就職しましたが、2007年より芸能活動を開始。数度の事務所移籍を経て、現在はスプラットに所属し、歴史好きという自身の強みを活かして、歴史アイドルとして活躍しています。

2009年には『歴女 私の愛する戦国武将』、『戦国武将とお姫様の残酷物語』、『龍馬はなぜあんなにモテたのか』を相次いで出版。2010年からはTBSラジオ『大沢悠里のゆうゆうワイド』でレギュラーコーナー『美甘子の歴史DEええじゃないか!』を担当し、2011年にはNHK教育『直伝 和の極意〜体感・実感!にっぽんの名城』にレギュラー出演するなど、メディアでの露出を増やしました。その他、NHKラジオ第1『土曜あさいちばん』でのコーナー担当や、『歴史人』、『歴っしゅ!新聞』での連載など、多岐にわたる活動を展開しています。

2018年には一般男性との結婚をブログで報告しています。

人物

幼少の頃から歴史に親しみ、地元・大三島の郷土クラブで土器の復元などを行っていました。高校時代には三島由紀夫の『葉隠入門』に影響を受け、『刀社会への憧れ』というテーマで弁論大会に出場。歴史アイドルとして、幕末の志士たちの辞世の句や変名を諳んじることができるのが特技です。

特に坂本龍馬を敬愛しており、坂本龍馬幕末歴史検定のイメージキャラクターを務め、自身も初級に合格しています。その他、森田一義、植草甚一、大槻ケンヂ、諸葛孔明を尊敬しています。また、日本舞踊扇崎流の名取でもあります。

芸名の由来は大槻ケンヂの小説『グミ・チョコレート・パイン』のヒロイン・山口美甘子から。大槻本人からも認知されており、生誕祭ではサプライズプレゼントを受け号泣したというエピソードも。

歴史好きの間で使われる挨拶「歴っしゅ!」の生みの親であり、決めポーズは片仮名の「レ」を表現しています。

趣味・嗜好

史跡巡り、歴史上の人物の墓参り、喫茶店巡りが趣味で、特に京都の喫茶店に詳しいです。DJやPerfumeのダンスも嗜み、Perfumeのコピーグループ「カゼケン」を結成していたこともあります。好きなミュージシャンは、CASCADE、デキシード・ザ・エモンズ、TOMOVSKY、POLYSICS、Perfumeなど。レコードコレクターでもあり、『笑っていいとも!』に出演した際には、発禁になったレコードを持参し、タモリにサインしてもらったというエピソードがあります。

映画好きで、大学時代は映画研究同好会に所属し、8mmフィルムカメラで作品を制作していました。ソフトテニスと卓球も好みます。阪神タイガースファンであることも公言しており、スコティッシュフォールドを2匹飼っています。

子供好きでチャイルドマインダーと小児救急救護MFAの資格を持ち、『笑っていいとも!』に出演した際、学童保育の仕事をしていることを明かしました。

龍馬に関して

中学時代の修学旅行で坂本龍馬の墓を訪れたエピソードや、アニメ『お〜い!竜馬』に影響を受けたこと、家族旅行で高知県の桂浜を訪れていたことなどを語っています。漫画『お〜い!竜馬』の原作者である武田鉄矢を崇拝しており、『たまなび』に出演した際には、武田鉄矢との対面に感動し号泣したそうです。高知県立坂本龍馬記念館の館長と文通していたことも明かしています。

主な出演作品

映画、テレビドラマ、バラエティ番組、ラジオ番組、MUSIC VIDEOなど多岐にわたるメディアに出演しています。詳細は割愛します。

書籍等

『歴女 私の愛する戦国武将』、『戦国武将とお姫様の残酷物語』、『龍馬はなぜあんなにモテたのか』などの著書があります。また、雑誌やウェブサイトでの連載、書籍の解説なども手掛けています。

美甘子は、歴史への深い愛情と幅広い知識を活かし、独自の視点で歴史の魅力を発信する、注目の歴史アイドルです。

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