群馬県道25号高崎渋川線は、
高崎市若松町を起点とし、
渋川市阿久津を終点とする
主要地方道です。一般的に「高渋線」や「
三国街道」という名称で知られています。本記事では、バイパス開通後も現道として残る区間について解説します。
概要
高崎渋川線は、
高崎市と
渋川市をほぼ南北に結ぶルートを辿ります。現道区間のうち、
高崎市本町一丁目交差点から終点までは、かつての
三国街道の一部です。また、
高崎市あら町交差点から
渋川市四ツ角交差点にかけては、かつて東武高崎線(路面電車)が走っていました。この路線は
1953年に廃止されています。
現道のほとんどは2車線で、右折レーンが少ない箇所も存在します。道幅が狭い区間も多く、走行には注意が必要です。
関越交通が運行する
高崎駅 -
北高崎駅前 - 金古四ツ角 -
渋川駅線は、現道のほぼ全線をカバーするバス路線です。この路線は、東武高崎線のバス転換によって生まれたもので、地域住民の重要な足となっています。
路線データ
起点:
高崎市若松町(聖石橋交差点)
終点:
渋川市阿久津(阿久津交差点)
歴史
1993年5月11日:
主要地方道に指定
2013年3月27日:高崎渋川線バイパス第2期区間(
吉岡町上野田 - 小倉間)が開通
2013年3月29日:
前橋市清野町 -
吉岡町小倉間の現道区間が指定解除
路線状況
別名・愛称
西上州やまびこ街道(
高崎市、聖石橋交差点 - 新田町交差点)
東国文化歴史街道(
高崎市、新田町交差点 - 本町三丁目交差点 - 本町1丁目交差点 - 住吉町交差点)
三国街道(
高崎市・住吉町交差点 -
前橋市・清野町交差点、北群馬郡
吉岡町大字小倉・小倉交差点 -
渋川市阿久津・阿久津交差点)
観音通り(
高崎市若松町、聖石橋交差点 - 新田町交差点)
田町通り(
高崎市あら町、あら町交差点 - 本町三丁目交差点)
本町通り(
高崎市本町、本町三丁目交差点 - 本町一丁目交差点)
渋川街道(
高崎市本町、本町一丁目交差点 -
高崎市大八木町・福島町境界)
渋川市では、「渋川高崎線」または略称の「渋高線」という名称が用いられることがあります。
重複区間
国道354号(
高崎市田町・田町北交差点 - 住吉町交差点)
群馬県道29号あら町下室田線(
高崎市本町・本町1交差点 -
高崎市住吉町・住吉町交差点)
国道17号(
高崎市下小鳥町交差点 - 問屋町入口交差点)
地理
通過する自治体
高崎市
前橋市
北群馬郡
榛東村
北群馬郡
吉岡町
渋川市
主要な交差道路
国道17号・
群馬県道71号高崎神流秩父線(
高崎市若松町、起点)
群馬県道134号新田町新後閑線(
高崎市新田町)
国道291号(
渋川市阿久津、終点)
沿線施設
沿道には、銀行、駅、工業団地、高校、図書館など、様々な施設が立地しています。
みずほ銀行高崎支店(
高崎市田町)
北高崎駅(
高崎市大橋町)
イオンモール高崎(
高崎市棟高町)
明和県央高等学校(
高崎市金古町)
渋川市立図書館(
渋川市渋川)
高崎渋川線は、
高崎市と
渋川市を結ぶ重要な道路であり、沿線の住民生活や経済活動を支えています。