苗栗鉄道文物展示館
苗栗
鉄道文物展示館は、
台湾苗栗県苗栗市にある
鉄道に関する博物館です。この博物館は、
鉄道愛好家や歴史に興味のある人々にとって、見逃せない場所となっています。
アクセス
苗栗駅の
跨線橋を渡り、西側の新しい出口から出て、英才路を高雄方面へ約200m進むと、案内板があります。そこから左の路地に入ると、線路沿いに博物館が現れます。24時間開放されているため、いつでも訪れることができます。ただし、英才路沿いの入り口は使用されていませんのでご注意ください。
歴史
この博物館は、
1999年6月10日に開館しました。
2003年4月には、新竹機務段苗栗分駐所に管轄が移管されました。
2014年には、
台湾鉄路管理局の民営化案が発表され、出資者の募集が行われました。
展示車両
博物館には、
台湾の
鉄道史を彩る数々の貴重な車両が保存・展示されています。
蒸気機関車
台鉄CT150型蒸気機関車(CT152): 1918年製で、1978年に廃車となった機関車です。
台鉄DT560型蒸気機関車(DT561):
1920年アメリカン・ロコモティブ社製で、1979年に廃車されました。9600形と同型です。
阿里山森林鉄路SL28号蒸気機関車: 1913年米国ライマ社製で、1973年に廃車。阿里山森林鉄道で使用されたシェイ式機関車です。
台糖331号蒸気機関車:
1935年日本車輌製造製で、
台湾糖業
鉄道で使用されていました。
ディーゼル機関車
台鉄R0型ディーゼル機関車(R6(実際はR1)): 1960年日立製作所製で、1971年にエンジンを換装。1996年に廃車されました。
台湾鉄路管理局S400型ディーゼル機関車(S405): 1969年米国GM-EMD製で、入換機として使用。1997年に廃車されました。
台鉄LDH100型ディーゼル機関車(LDH101): 1970年花蓮機廠製で、狭軌時代の台東線専用機。1985年に廃車されました。
阿里山森林鉄路11403型ディーゼル機関車(11403-1,11403-5): 1953年新三菱重工製で、平坦区間で使用されていました。
客車
30SP2502 木造客車
25TPK2053 木造
客車
LTPB1813
SPC2
貨車
15F6006 木材用長物車
保線用車両
台糖巡道車254号
車両部品
EMU300型電車用ボギー台車
TR11型、TR12型
客車用
ボギー台車
その他設備
投炭練習所(見学は事前申し込みが必要)
転車台
苗栗機関庫
脚注
この博物館は、台湾の鉄道史を深く理解するための貴重な場所であり、多くの人々が訪れています。
外部リンク
苗栗市役所-観光案内
台湾博物館名録/台湾鉄路管理局苗栗鐵道文物展示館
旅的火車頭-開幕直前苗栗鉄道文物展示館
関連項目
台湾鉄路管理局
鉄道博物館の一覧
彰化扇形庫
台東旧駅
* 新港
鉄道公園