西和田 (長野市)

西和田の概要

西和田は、長野県長野市の市街地東部郊外に位置する町名で、住居表示が実施されている区域です。具体的には、西和田一丁目と西和田二丁目から構成され、郵便番号は381-0037です。この地域は、長野市役所古牧支所の管轄下にあります。

地区の北西端には、しなの鉄道北しなの線が走り、JR東日本の長野総合車両センターが設置されています。また、中央部には国道406号（平林街道）が東西に横断しており、これが一丁目と二丁目の境界となっています。南端には柳原一号幹線排水路（北八幡川）が流れ、南東端には国道18号が通っています。周辺は、他の大字や町丁と接しています。

歴史

西和田の歴史は、1889年（明治22年）以前の水内郡西和田村にまで遡ります。以下に主な歴史的出来事をまとめました。

江戸時代: 西和田村は松代藩の領地でした。
1879年（明治12年）: 郡区町村編制法の施行により、上[[水内郡]]に属します。
1889年（明治22年）: 町村制の施行により、上[[水内郡]]西和田村は、高田村、平林村、東和田村、西尾張部村、南長池村と合併し、三輪村荒屋区を編入して古牧村となりました。
1921年（大正10年）: 県道長野須坂線（現在の国道406号平林街道）が開通し、地区の中央部を横断するようになりました。
1923年（大正12年）: 古牧村は、吉田町、芹田村、三輪村とともに長野市に編入され、旧西和田村域は大字西和田となりました。
1945年（昭和20年）: 大字西和田（現在の西和田二丁目）に、長野工機部吉田分所（現在のJR東日本長野総合車両センター）が設置されました。
1979年（昭和54年）: 大字西和田（現在の西和田一丁目）に、かっぱ寿司の一号店が開店しました。
1982年（昭和57年）: 平林街道が国道406号の一部となりました。
時期不明: 西和田土地区画整理事業が行われ、現在の西和田一丁目東部が整備されました。
1998年（平成10年）: 住居表示が実施され、大字中越の全域と大字西和田の一部が、中越一・二丁目となりました。
2000年度（平成12年度）〜2013年度（平成25年度）: 古牧中部土地区画整理事業が始まり、現在の西和田一丁目南西部から平林一丁目東部にかけての8.5haが整備されました。
2005年（平成17年）: 住居表示が実施され、大字西和田の大部分と大字古野が、西和田一・二丁目となりました。
2006年（平成18年）: 住居表示が実施され、大字平林の大部分と大字西和田の一部が、平林一・二丁目となりました。
2008年（平成20年）: 都市計画道路高田若槻線が一部開通し、地区南部を縦断するようになりました。

宅地化

周辺地区と同様に、西和田も古くは農村でしたが、長野市街地へのアクセスが良い立地から、戦後急速に宅地化が進みました。地区南部には近年まで農耕地が残っていましたが、区画整理によって住宅地へと変わりました。特に二丁目は、その半分近くが長野総合車両センターで占められており、その周辺にはJRや警察などの社宅が立ち並んでいます。

交通

西和田への主なアクセス手段は以下の通りです。

路線バス: 平林街道を走る長電バスの以下の路線が利用可能です。
51系統: 長野駅 - 市民病院 - 柳原

主要な施設

西和田一丁目:

長野市役所 古牧支所
カシヨ 本社・工場
眼鏡市場 長野西和田店
信毎書籍印刷
西和田城跡
国土交通省 北陸信越運輸局長野運輸支局

西和田二丁目:

和田公園
和田神社
雲照寺
JR東日本 長野総合車両センター、長野総合訓練センター

関連事項

かっぱ寿司: 当地発祥の企業

外部リンク

古牧中部土地区画整理事業 - 長野市都市整備部区画整理課

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