高田若槻線

高田若槻線

高田若槻線は、長野県長野市高田を起点とし、同市若槻地域に至る都市計画道路です。長野市街地の東側に広がる住宅地を南北に縦断するルートで、地域住民の生活を支える重要な役割を担っています。

概要

この道路は、長野市街地から放射状に伸びる幹線道路を結ぶ環状線としての機能と、長野市と飯綱町、信濃町方面を結ぶ放射幹線道路としての機能を持っています。具体的には、高田地区から吉田地区にかけては、国道19号、国道406号（平林街道）、SBC通りといった主要道路を接続する役割を担い、若槻大通りとして開通している区間では、長野県道60号長野荒瀬原線と合わせて、長野市と周辺地域とのアクセスを向上させています。

起点は、MEGAドン・キホーテ長野店北側の国道18号との交差点が予定されており、現在は住宅地の間にわずかに残る田園地帯を通過し、国道19号までを短絡する計画となっています。

国道19号との交差点から平林街道との交差点までの区間は、2008年に開通した区間です。この区間は、古牧中部土地区画整理事業地のほぼ中心を貫通しており、中央分離帯のある4車線道路として整備されています。沿道には店舗が増加傾向にあります。平林街道交差点から先の区間は、以前から開通していた区間で、中央分離帯のない4車線道路です。西側にはJR長野総合車両センター、東側にはJRの社宅群が広がっており、北長野貨物駅の西方で北しなの線と北陸新幹線を陸橋で越えます。陸橋の北詰では北長野通りと交差します。

さらに、北長野通りからSBC通りまでの区間は、桐原牧神社の東側を通過し、桐原駅の東方で長野電鉄長野線をアンダーパスする構造となっています。この区間は、長野県街路事業により高田若槻線桐原〜吉田工区として整備され、2021年に4車線道路として開通しました。

路線データ

起点：長野県長野市高田（国道18号交点）
終点：長野県長野市田中（東長野病院北交差点）
延長：6,090m
幅員：
起点（国道18号交点） - 古牧小学校西交差点（国道19号交点）：22m（車道4車線、両側歩道） - 計画中
古牧小学校西交差点 - 平林交差点（国道406号交点）：25m（車道4車線、両側歩道） - 完成・供用中
平林交差点 - 桐原交差点（北長野通り交点）：25m（車道4車線、両側歩道） - 概成・供用中
桐原交差点 - 長野吉田高校東交差点（SBC通り交点）：25 - 34m（車道4車線、両側歩道） - 完成・供用中
長野吉田高校東交差点 - 終点：16m（車道2車線、両側歩道） - 完成・供用中

歴史

昭和40年代？ - 平林交差点 - 桐原交差点が開通（L=824.7m）。
1986年8月 - 長野吉田高校東交差点 - 田中交差点（若槻大通り）が開通。
2008年3月27日 - 古牧小学校西交差点 - 平林交差点が開通（L=671m）。
2021年3月28日 - 桐原交差点 - 長野吉田高校東交差点が開通（L=872m）。

主要構造物

桐原跨線橋

場所：長野市西和田二丁目 - 桐原二丁目
全長：52.35m
幅員：19.4m（車道4車線、両側歩道）
構造：桁橋

しなの鉄道北しなの線と北陸新幹線を跨ぐ橋で、JR東日本長野総合車両センターとJR貨物北長野貨物駅の間に位置しています。橋上からは双方の広大な構内を見渡すことができます。

吉田桐原隧道

場所：長野市桐原二丁目 - 吉田一丁目
全長：約460m
幅員：24.40m（車道部16.00m＝4車線、歩道部両側各3.00m）
構造：ボックスカルバート

長野電鉄長野線をくぐるためのトンネルで、2021年に開通しました。

地理

通過する自治体

長野県長野市

交差する道路

（長野市高田上高田地籍＝起点）
国道18号
（この間計画中）
古牧小学校西交差点（長野市高田五分一＝供用区間起点）
国道19号
平林交差点（長野市平林一・二丁目境）
国道406号（平林街道）
桐原交差点（長野市桐原一・二丁目境）
長野市道（北長野通り）
吉田田町交差点（長野市吉田一丁目）
長野県道399号長野豊野線（相ノ木通り＝旧北国街道）
長野吉田高校東交差点（長野市吉田一・二丁目境）
長野市道（SBC通り）
↓ この先は若槻大通りを参照

沿道施設

長野市立古牧小学校
長野県労働金庫 長野東支店
三重公園
創価学会 長野平和会館
ツルヤ 長野中央店
JR東日本 長野総合車両センター
和田公園
JR貨物 北長野駅
本久 本社
ケーヨーデイツー 北長野通り店
桐原牧神社
長野電鉄長野線 桐原駅
皇足穂吉田大御神宮
↓ この先は若槻大通りを参照

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