西新得信号場

西新得信号場（にししんとくしんごうじょう）

西新得信号場は、北海道上川郡新得町字新得西5線に位置する、北海道旅客鉄道（JR北海道）石勝線の信号場です。電報略号はニン、事務管理コードは▲110462が割り当てられています。

歴史

西新得信号場は、1966年（昭和41年）9月30日に、根室本線の落合駅 - 新得駅間の線路付け替えに伴い、新たに設けられました。開設当初から無人の信号場として運用され、上落合信号場 - 西新得信号場間の各信号場と同様に、CTC-2型と呼ばれる集中制御システムにより、広内信号場から一括して制御されていました。

1971年（昭和46年）5月1日には、根室本線のCTC-4型システムが上落合信号場 - 昭栄信号場間に導入され、釧路CTCセンターからの遠隔制御へと移行しました。

1981年（昭和56年）10月1日には、石勝線が開業し、石勝線の一部として機能することになりました。

1987年（昭和62年）4月1日の国鉄分割民営化により、JR北海道に継承されました。

1995年（平成7年）度には、石勝線・根室線の高速化工事の一環として、信号場内の分岐器が弾性分岐器に交換され、高速走行への対応が図られました。

2022年（令和4年）5月29日には、構内のスノーシェルターの一部が落下するという事故が発生しました。幸い、列車運行への支障や死傷者はありませんでした。

2024年（令和6年）4月1日の根室本線富良野駅 - 新得駅間の廃止に伴い、上落合信号場 - 新得駅間が石勝線の単独区間となり、根室本線の信号場としての役割を終え、廃止されました。

構造

西新得信号場は、両側の分岐器がスノーシェルターで覆われた、2本の線路を持つ単線行き違い型の信号場です。一線スルー方式は採用されておらず、駅舎側の1番線を上り列車（南千歳・札幌方面）、2番線を下り列車（新得・帯広方面）が使用しています。

隣の駅

北海道旅客鉄道（JR北海道）

■石勝線

トマム駅 (K22) - （串内信号場） - （上落合信号場） - （新狩勝信号場） - （広内信号場） - （西新得信号場） - 新得駅 (K23)

脚注

[脚注の記述]

関連項目

* 日本の信号場一覧

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