郵便書簡

郵便書簡（ミニレター）について

郵便書簡は、日本郵便が提供する、封筒と便箋が一体になった便利な郵便物です。別名「ミニレター」とも呼ばれています。第一種郵便物として扱われ、内側の便箋部分にメッセージを記入し、折りたたんで封をすることで封筒として利用できます。

サイズと仕様

広げた状態のサイズは、縦20.1cm、横27.7cm。折りたたんだ状態では、縦16.5cm、横9.2cmとなります。便箋のスペースは、通常のはがきのおよそ3倍の広さがあります。

料金

料金は、2024年10月1日改定で85円となりました。過去には料金改定がありましたが、通常はがきと同額で利用できる点が魅力です。

利用方法

厚さ1cm、重さ25g以内の範囲で、手紙と一緒に写真や広告、案内状などを同封できます。また、フリマサービスなどでトレーディングカードやシール類を送る際にも、その手軽さからよく利用されています。需要増加に伴い、郵便書簡に合わせた補強用の段ボール板も販売されています。

オプション

速達、書留（一般・簡易）、引受時刻証明、配達証明、内容証明、特別送達、特定記録、本人限定受取、年賀特別郵便、配達日指定など、様々な郵便オプションを付加することができます。

販売方法

以前は折りたたまれた状態で販売されていましたが、現在は広げた状態で販売されています。購入時には折り線と折り方の説明書きが印刷されています。

歴史

郵便書簡の歴史は古く、1900年に制定された封緘葉書がそのルーツです。1948年には便箋兼用の切手付き封筒に制度が改められ、その後、簡易書簡、簡易てがみと形を変え、1966年に現在の郵便書簡となりました。初期の郵便書簡は料額印面を切り取って切手として使用できましたが、現在の仕様ではできなくなっています。

注意点

郵便局以外での取扱店が少ない点には注意が必要です。また、厚さや重量の制限を超えると定形外郵便物として扱われます。

関連情報

• - 航空書簡: 海外に送るための郵便書簡。詳細は該当の記事を参照してください。
• - 特定封筒郵便物: レターパックやスマートレターなど、他の日本郵便のサービスについても調べてみてください。

外部リンク

• - 第一種郵便物 手紙 | 日本郵便株式会社

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