都町 (薩摩川内市)

鹿児島県薩摩川内市都町

都町（みやこちょう）は、鹿児島県薩摩川内市の西部に位置する町です。都川の中流域に広がり、自然豊かな景観が特徴です。町の東端には南九州西回り自動車道が南北に走り、薩摩川内都インターチェンジが設けられています。

地理

都町は、薩摩川内市の西部に位置し、北は中福良町、北西は青山町、南はいちき串木野市と隣接しています。東には木場茶屋町、尾白江町が位置しています。都川が町の北部を東西に流れ、対岸には青山町や中福良町が広がっています。町の西端には鹿児島県道313号荒川川内線が南北に走っています。

地名の由来

「都」という地名は、古代に屯倉が置かれた場所とされる「宇都（うと）」に由来すると伝えられています。

歴史

前史

「都」という地名は、鎌倉時代頃から見られるようになります。薩摩国の図田帳には、「都浦十町」という記述があり、これが「都」という地名の初出であると考えられています。また、都は「宮古」とも記されていました。都の地は、薩摩国府が最初に置かれた場所であったという説も存在します。

鎌倉時代以降、「都」という地名は記録に現れなくなり、江戸時代には現在の都町にあたる地域は西手村に含まれていました。西手村は、1889年（明治22年）の町村制施行に伴い、隈之城村の大字となり、1929年（昭和4年）に川内町の大字となりました。

都町設置以後

1940年（昭和15年）2月10日、鹿児島県告示により、川内町の大字西手の一部が分離し、新たに「都町」が設置されました。この時、西手の字である麥、灰原、門前、屋敷田、南本領、都原、京手、山口、尾見鳥、道床、霜月田、田浦、中山、永田、青山の一部地域が都町となりました。翌日の2月11日には川内町が市制を施行し、川内市となりました。

1993年（平成5年）には、都町の一部が青山町に編入され、逆に青山町の一部が都町に編入されるという区域変更が行われました。

2004年（平成16年）10月12日には、川内市を含む周辺の町村が合併し、薩摩川内市が誕生しました。合併協議の結果、町名は変更されず、都町は薩摩川内市の一部となりました。

人口

国勢調査によると、1995年以降の人口は以下の通りです。

1995年: 不明
2000年: 不明
2005年: 不明
2010年: 不明
2015年: 不明
2020年: 394人

施設

寺社

都八幡神社
日枝神社

小・中学校の学区

都町在住の児童・生徒が通う小・中学校の学区については、薩摩川内市の規定に基づきます。

交通

道路

南九州西回り自動車道（川内隈之城道路・川内道路、国道3号バイパス）
薩摩川内都インターチェンジ
鹿児島県道313号荒川川内線

脚注

参考文献
角川日本地名大辞典編纂委員会『角川日本地名大辞典 46 鹿児島県』角川書店、1983年。ISBN 978-4040014609。

関連項目

* 都町 (曖昧さ回避)

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