銅川市

銅川市について

銅川市（どうせんし）は、中華人民共和国陝西省の北部に位置する地級市です。

地理

陝西省の北部に位置し、豊かな自然に囲まれています。

歴史

銅川の歴史は古く、その旧称は「同官」でした。この名称は、中心地が銅水という川沿いにあったことに由来します。夏殷の時代には雍州に属し、秦代には内史地に組み込まれていました。前漢時代の紀元前155年には、初めて同官県が設置され、左馮翊の管轄となりました。

三国時代には北地郡、北魏時代には銅官県となり、北周時代に再び同官県と改称され、宜周に属しました。隋唐時代には雍州京兆郡の管轄となりましたが、後唐時代の925年に耀州の管轄となり、清末まで同官県の名が使われ続けました。

中華民国成立後、行政組織の改編が行われ、1935年7月には同官県は再び銅川県と改称されました。しかし、中国共産党側はこの改称を認めず、1948年5月には陝甘寧辺区政府のもとに同官県政府を設置。1949年7月7日、同官県が「解放」された後に銅川と改称されました。

1958年4月5日、中華人民共和国国務院は銅川県を銅川市に昇格させ、1966年8月1日には地級市として改編され、現在に至っています。

経済

銅川市は古くから石炭産業が盛んでしたが、近年では資源の枯渇が進み、他産業への転換を模索しています。観光業の発展や、新たな産業の育成に力が入れられています。

観光

市内には、唐代の離宮跡である玉華宮や、唐三彩の窯跡など、歴史的な観光資源が豊富です。これらの遺跡は、古代中国の文化や歴史を今に伝える貴重な遺産となっています。

行政区画

銅川市は、3つの市轄区と1つの県を管轄しています。

市轄区:

耀州区（ようしゅうく）
王益区（おうえきく）
印台区（いんだいく）

県:

宜君県（ぎくんけん）

年表

1966年6月24日 - 渭南専区銅川市が地級市の銅川市に昇格 (1市)
1979年11月16日 - 渭南地区耀県を編入 (1市1県)
1979年11月 - 渭南地区蒲城県の一部を編入 (1市1県)
1980年2月2日 - 城区・郊区を設置 (2区1県)
1983年9月9日 - 延安地区宜君県を編入 (2区2県)
2000年1月7日 - 城区が王益区に改称、郊区が印台区に改称 (2区2県)
2002年6月18日 - 耀県が区制施行し、耀州区となる (3区1県)

脚注

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外部リンク

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