長野県道34号長野菅平線

長野県道34号長野菅平線

長野県道34号長野菅平線は、長野市中心部から上田市の菅平高原へと至る主要地方道です。この路線は、長野市街地の賑わいから、山間部の静寂、そして高原の開放感へと、変化に富んだ道のりを体験できるのが特徴です。

概要

この県道は、長野市街の西端、国道19号との交差点（岡田町交差点）を起点とし、長野市街地を東へ進みます。長野市のメインストリートである中央通りとの交差点から長野大通りとの交差点までの区間は「錦町通り」と呼ばれ、ブティックなどが立ち並ぶおしゃれなエリアです。この区間は駐車監視員による取り締まりが強化されています。

長野大通りを過ぎると、道は長野駅東口方面へと向かうアンダーパスの側道を進みます。そこから、七瀬ガードをくぐり、七瀬商店街へと入ります。この商店街区間は道幅が狭く、時間帯によっては一方通行規制があるので注意が必要です。

七瀬商店街を抜けると、道は2車線となり、稲葉・大豆島の住宅街を通過します。この区間では歩道整備が進められており、より安全な通行が確保されつつあります。また、緩やかなS字カーブが続く区間を直線化する都市計画も進んでいます。

五輪大橋有料道路を過ぎると、千曲川と犀川に架かる落合橋を渡ります。落合橋の先は、若穂保科の山間部を保科川に沿って進みます。保科温泉を過ぎると、道は険しさを増し、1.5車線幅で長野・上田市境に至ります。この長野・上田市境は、冬期には通行止めとなる難所です。

路線データ

起点: 長野市
終点: 上田市真田町
重要な経過地: なし
道路の区域:
起点: 長野市大字中御所字岡田67番の11地先（岡田町交差点＝国道19号交点）
終点: 上田市真田町菅平高原菅平1226番の4地先（菅平交差点＝国道406号交点）
実延長: 23.8104 km
道路法第7条第1項該当号: 4号

歴史

1955年（昭和30年）2月3日 - 長野菅平線として認定。
1964年（昭和39年）12月28日 - 主要地方道に指定。
1993年（平成5年）5月11日 - 建設省により、主要地方道に再指定。
2018年（平成30年）4月1日 - 起点を西に延伸し、458.3m延伸。
2023年（令和5年）1月16日 - 落合橋北バイパス（544m）が開通。

路線状況

別名:
錦町通り（かるかや山前交差点・南千歳町交差点間）
七瀬通り（七瀬交差点・七瀬南部交差点間）
東通り（七瀬南部交差点・南部小学校北交差点間）
重複区間:
長野県道58号長野須坂インター線（長野市鶴賀峰村・七瀬南部交差点 - 七瀬南部東交差点）
長野県道372号三才大豆島中御所線（長野市大豆島・旧大豆島バス停付近 - 落合橋入口交差点）
現道とバイパスの2経路で重複区間が存在
冬期通行止区間
長野市若穂保科持者 - 長野市・上田市境：5.4 km
12月上旬 - 翌年4月下旬
通年大型車通行止

道路施設

落合橋: 千曲川と犀川の合流点に架かる橋梁で、全長948.3m、幅員12.5mを誇ります。橋の中央には信号交差点（落合橋中央交差点）があります。

地理

通過する自治体:
長野市
上田市

交差する道路

長野市
岡田町交差点（起点）：国道19号
かるかや山前交差点：長野市道（中央通り）
南千歳町交差点：長野市道（長野大通り）
七瀬南部交差点：長野市道（東通り）、長野県道58号
南部小学校北交差点：長野市道（東通り）
七瀬南部東交差点：長野市道（エムウェーブ大通り）
南俣交差点：国道18号（長野バイパス）
大豆島小学校入口交差点：長野県道375号
旧大豆島バス停付近：長野県道372号（現道）
五輪大橋北交差点：五輪大橋有料長野県道372号新道'>[道路]
落合橋入口交差点: 長野県道372号
落合橋南詰交差点：長野県道377号
領家交差点：国道403号
若穂保科付近：長野県道378号
上田市
菅平交差点（終点）：国道406号

沿線にある施設

長野市立山王小学校
刈萱山西光寺
長野電鉄市役所前駅
長野市立南部小学校
長野市役所大豆島支所
長野市立大豆島小学校
長野市立保科小学校
清水寺（保科観音）
保科温泉
国民宿舎永保荘
上田市立菅平小中学校
菅平高原
菅平高原スキー場

特記事項

長野市街地から菅平高原へのアクセス路として重要な役割を担っています。
市街地から山間部、高原へと変化に富んだ景色を楽しめます。
冬期には、長野市と上田市の境界付近で通行止めとなる区間があります。
* 落合橋付近には、旧道と新道の2経路があり、それぞれ異なる風景を楽しめます。

この県道は、長野の多様な魅力を体感できる、ドライブに最適なルートの一つと言えるでしょう。

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