霧島ジオパーク

霧島ジオパーク

霧島ジオパークは、鹿児島県（霧島市、曽於市、湧水町）と宮崎県（都城市、小林市、えびの市、高原町）にまたがる、霧島山周辺の広大な地域を指します。この地域は、2010年9月に日本ジオパークネットワークに加盟が認定されました。

概要

霧島山の特徴は、加久藤カルデラの南縁に位置する、東西約20km、南北約10kmの楕円形の範囲に、20以上の火山と火口湖が集中していることです。これらの火山や火口湖は、それぞれ異なる形状をしており、周囲の植生も多様です。さらに、この地域は歴史や神話とも深く結びついており、豊かな文化が育まれてきました。

ジオパークの公式マスコットキャラクターは「キリッチ」です。PR資料には積極的に登場していますが、着ぐるみは製作されていません。ジオパークの独自マスコットとしては珍しいケースです。

沿革

2010年9月14日 - 日本ジオパーク委員会により、霧島が日本ジオパークとして認定されました。
2014年12月22日 - 日本ジオパークとして再認定されました。
2019年1月28日 - 日本ジオパーク委員会において、霧島ジオパークが再び再認定されました。
2022年9月28日 - 霧島ジオパークのエリアが拡大され、従来の822km²から2751km²になりました。これに伴い、ジオサイトの数は124箇所増加し、合計168箇所となりました。

主なジオサイト

霧島ジオパークには168ものジオサイトが存在します。日本ジオパークネットワークのウェブサイトでは、以下の場所が「主な見どころ・おすすめジオサイト」として紹介されています。

池めぐり: 美しい火口湖群を巡るコースです。
関之尾滝: 雄大な滝と、柱状節理が見られる景勝地です。
韓国岳: 霧島連山の最高峰で、登山も楽しめます。
新燃岳: 現在も火山活動を続ける活火山です。
高千穂峰: 天孫降臨の神話が残る、神聖な山です。
生駒高原: 広大な高原に広がる花畑が美しい場所です。
御池: 静かで神秘的な雰囲気を持つ火口湖です。
御鉢: 火山活動によって形成された地形が見られます。
霧島神宮溶岩: 霧島神宮周辺にある、火山活動によってできた溶岩です。
七折滝: 階段状に流れ落ちる美しい滝です。
矢岳高原: 広々とした草原が広がる高原地帯です。

上記の他にも、金御岳や東霧島神社、月山日和城址など、数多くの魅力的なジオサイトがあります。

脚注

注釈

特になし

出典

特になし

参考文献

井村隆介、石川徹：霧島ジオパークと2011 年霧島山新燃岳噴火 地質学雑誌 Vol.120 (2014) No.Supplement p.S155-S164

関連項目

ジオパーク
硫黄谷噴気地帯

外部リンク

霧島ジオパーク - 霧島ジオパーク推進連絡協議会
宮崎県、鹿児島県 霧島ジオパーク - 日本ジオパークネットワーク

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