青森県道12号鰺ケ沢蟹田線

青森県道12号鰺ヶ沢蟹田線

青森県道12号鰺ヶ沢蟹田線は、青森県西津軽郡鰺ヶ沢町を起点とし、東津軽郡外ヶ浜町に至る主要地方道です。この路線は、津軽地方の日本海側と陸奥湾側を結び、地域の交通と経済を支える重要な役割を果たしています。

概要

起点は鰺ヶ沢町内の国道101号との交差点です。そこからつがる市木造越水までは国道101号と重複し、津軽平野を北上します。岩木川の河口に位置する十三湖の西側を通り、十三湖大橋で湖を跨ぎます。五所川原市磯松で国道339号に合流し、東へ進路を変え、中泊町今泉まで重複します。中泊町今泉からは再び北へ進路を取り、津軽半島を横断して外ヶ浜町蟹田に至り、終点である国道280号に接続します。

中泊町と外ヶ浜町を結ぶ区間は「やまなみライン」と呼ばれ、美しい自然景観の中を走ります。この区間には、かつて中山峠がありましたが、やまなみトンネルの開通により、峠を越えることなく通行できるようになりました。このトンネルの開通によって、青森県道12号は、津軽半島を横断する3本の主要地方道の中で最も整備が進んだ路線となり、唯一通年通行が可能となりました。旧道区間にあった開通記念碑は、トンネルの開通に伴い、外ヶ浜側の坑口付近に移設されています。

路線データ

総延長：68.8 km
起点：西津軽郡鰺ケ沢町
終点：東津軽郡外ヶ浜町（国道280号交点）
重要な経過地：つがる市、五所川原市

歴史

1961年（昭和36年）2月10日 - 県道として認定
1993年（平成5年）5月11日 - 主要地方道に指定

路線状況

鰺ヶ沢町から五所川原市十三にかけては、青森県道12号に並行する屏風山広域農道がありますが、この農道は冬季（12月1日から翌年3月31日まで）閉鎖されます。

重複区間

国道101号：起点 - つがる市木造越水
国道339号：五所川原市磯松 - 北津軽郡中泊町今泉

道路施設

道の駅十三湖高原（国道339号重複区間）
やまなみトンネル

地理

通過する自治体

西津軽郡鰺ヶ沢町
つがる市
五所川原市
北津軽郡中泊町
東津軽郡外ヶ浜町

主な交差する道路

国道101号
青森県道31号弘前鯵ケ沢線（国道101号重複区間）
青森県道267号山田鰺ケ沢線（国道101号重複区間）
青森県道187号越水木造線
青森県道186号桑野木田南広森線
青森県道185号出来島丸山線
青森県道114号菰槌木造線
青森県道161号豊川館岡線
青森県道2号屏風山内真部線
青森県道228号高山稲荷神社線
青森県道43号五所川原車力線
青森県道189号富萢薄市線
国道339号
青森県道14号今別蟹田線
国道280号（終点）

沿線の施設など

大溜池
亀ヶ岡石器時代遺跡
田小屋野貝塚
牛潟池
つがる市役所車力支所（旧:車力村役場）
つがる市立車力小学校
袴形池
つがるにしきた農業協同組合 富萢支店
十三湖
十三郵便局
JR東日本 津軽線
大平駅
中小国駅
外ヶ浜警察署

青森県道12号鰺ヶ沢蟹田線は、沿線の豊かな自然や史跡、そして地域の人々の生活を結びつけ、津軽地方の魅力を体感できる道路です。

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