飯盛神社 (佐世保市)

飯盛神社は、長崎県佐世保市の相浦地域に鎮座する神社です。愛宕山を背に南面して建っており、地域住民から深く信仰されています。かつての社格は郷社でした。

祭神

飯盛神社では、以下の神々が祀られています。

伊弉諾尊（いざなぎのみこと）
伊弉冉尊（いざなみのみこと）
事解男命（ことさかのおのみこと）
素盞嗚命（すさのおのみこと）
速玉男命（はやたまのおのみこと）
大山咋命（おおやまくいのみこと）
松浦丹後守政公（まつうらたんごのかみまさこう）
松浦幸松丸公（まつうらこうまつまるこう）

本殿の扁額には「飯盛 松尾/愛宕/祇園 神社」とあり、飯盛神社を中心に他の神社名も併記されているのが特徴です。

由緒

飯盛神社の創建年代は不明ですが、熊野三所大権現の分霊を勧請したのが始まりと伝えられています。天正8年（1580年）に現在の場所に遷座し、「飯盛大権現」と称されるようになりました。当時、松浦氏から崇敬を受け、社領として3石2斗1升が寄進されました。

明治4年（1871年）に現在の社名である飯盛神社に改称し、明治7年（1874年）には郷社に列せられました。

祭祀

例祭は毎年10月17日から19日にかけて斎行され、平戸大神楽が奉納されます。

境内

境内には靖国忠霊社があり、その隣には「義勇奉公」碑が建立されています。

雑事

松浦鉄道西九州線の上相浦駅の隣駅である大学駅のホーム待合室には、当神社の分霊が祀られた神棚が設置されています。これは、合格祈願と乗客の安全を願う目的で設けられたものです。

交通

松浦鉄道西九州線上相浦駅下車、徒歩5分
西肥バス（させぼバスも含む）「木宮町」または「相浦栄町」バス停下車

飯盛神社は、地域の歴史と人々の信仰が息づく場所として、今も大切にされています。

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