高松駅 (東京都)

高松駅

概要

東京都立川市高松町一丁目に位置する多摩都市モノレール線の高架駅です。駅番号はTT13。周辺には官公庁、研究所、商業施設などが多数集積しており、これらの施設への主要なアクセス拠点の一つとなっています。

歴史

当駅は、多摩都市モノレール線の上北台〜立川北間が開業した1998年（平成10年）11月27日に営業を開始しました。計画段階では「新高松駅」という仮称が用いられていました。駅の周辺環境に変化が生じたのは2009年（平成21年）頃です。この時期、東京地方・家庭裁判所の立川支部をはじめとする複数の公共機関や研究所が当駅近くへ移転してきました。これに伴い、同年6月のダイヤ改正で、それまで立川北駅を始終点としていた平日の一部の列車が、当駅を始発・終着とするように運転区間が延長されました。

駅構造

高松駅は相対式ホーム2面2線を有する高架駅です。ホームは方向別に配置され、安全確保のため柵が設けられています。駅舎はモノレール線の標準的なデザインです。当駅の上北台方面（立飛駅側）には、多摩都市モノレールの車両基地への線路が分岐しています。この分岐線はデルタ線となっており、高松駅方面、立飛駅方面のどちらからでも車両基地への出入庫が可能な構造です。立川北駅を始終点とする一部列車は、車両基地への回送のため当駅を通過します。

利用状況

2020年度における当駅の1日平均乗降人員は6,508人でした。

駅周辺

高松駅周辺は、行政、司法、研究機関、防災、商業など多岐にわたる機能が集まる立川地域の拠点エリアです。

行政の中枢としては、立川市役所が駅の南東に位置しています。司法関連では、東京地方・家庭裁判所立川支部や立川簡易裁判所合同庁舎をはじめ、多くの司法関係機関が集まっています。研究・教育機関も多く、国立国語研究所、国文学研究資料館、統計数理研究所、国立極地研究所といった国立の研究機関や、自治大学校が所在します。

また、立川広域防災基地の中核として、陸上自衛隊立川駐屯地、立川飛行場、災害医療センター、防災合同庁舎など、国の防災・防衛関連施設が集積しています。警視庁多摩総合庁舎や東京消防庁立川防災施設など、地域の治安・消防を担う重要な機関も当駅周辺に位置しています。

商業施設では、大型家具店のIKEA立川が有名で、駅からアクセスしやすい場所にあります。広大な敷地を持つ国営昭和記念公園も徒歩圏内にあり、市民の憩いの場として親しまれています。

その他、多摩都市モノレールの本社および車両基地も近隣にあります。

バス路線

駅の直下を立川バスが運行する立飛循環線が通過していますが、残念ながら高松駅前にバス停留所は設置されていません。バスを利用する場合は、周辺道路上の最寄りの停留所まで移動する必要があります。

隣の駅

多摩都市モノレール線における当駅の隣駅は、立川北方面が立川北駅（TT12）、上北台方面が立飛駅（TT14）です。

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