高橋 (江東区)

高橋（たかばし）

高橋は、東京都江東区に位置する町名です。丁番を持たない単独町名であり、住居表示実施済区域となっています。深川地域内に位置し、小名木川の北岸に広がっています。

地理

高橋は江東区の北西部に位置し、北から東にかけて森下、南は小名木川を挟んで白河、西南は小名木川を跨ぐ橋梁上で清澄、西は常盤と接しています。町の西側は清澄通りが南北に縦走しており、主に商店街として利用されています。

小名木川には、町名と同じ名前の「高橋」という橋が架かっています。

歴史

大正時代には都市スラム化が進み、1921年の調査では富川町・西町を合わせて2,416人の細民人口が確認されました。戦後の高度経済成長期までは簡易宿泊街（ドヤ街）が形成され、貧困地域として知られていました。

都市再開発によりドヤ街はほぼ解体され、現在は高橋や森下三丁目-五丁目にビジネスホテル群としてその名残が見られます。

地名の由来

町名は、小名木川に架かる橋梁「高橋」に由来します。この橋は東京都道463号上野月島線が通り、高橋と白河一丁目を結んでいます。橋長は43.8メートルです。

沿革

1934年（昭和9年）：深川区東森下町の一部、東元町・富川町・西町の全部を合わせて深川高橋一丁目-五丁目が成立しました。
1947年（昭和22年）：江東区に所属することになりました。
1971年（昭和46年）：深川高橋一丁目を高橋とし、深川高橋二丁目-五丁目を森下三丁目-五丁目としました。当初は森下三丁目に編入される予定でしたが、住民の強い要望により深川高橋一丁目のみ高橋の名が残りました。

世帯数と人口

2023年1月1日現在の世帯数は1,080世帯、人口は1,620人です（東京都発表）。

学区

区立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りです（2023年4月時点）。

小学校：江東区立深川小学校
中学校：江東区立深川第一中学校

交通

鉄道：都営地下鉄大江戸線が清澄通りの地下を通っていますが、駅は設置されていません。東京メトロ半蔵門線・都営大江戸線清澄白河駅、都営新宿線・都営大江戸線森下駅が徒歩圏内です。
バス：都営バスの高橋停留所があります。
道路：東京都道463号上野月島線（清澄通り）、高橋夜店通りがあります。

事業所

2021年の経済センサス調査によると、事業所数は72、従業員数は416人です。

施設

江東区立深川小学校
江東区深川北子ども家庭支援センター

その他

郵便番号：135-0005（集配局：深川郵便局）

関連項目

のらくろ
高橋 (曖昧さ回避)

外部リンク

江東区

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