鳥栖貨物ターミナル駅

鳥栖貨物ターミナル駅

鳥栖貨物ターミナル駅は、佐賀県鳥栖市原町に所在する、日本貨物鉄道（JR貨物）の貨物駅です。鹿児島本線に所属しており、営業キロ上では九州旅客鉄道（JR九州）の田代駅と同一地点に位置しています。

歴史

2011年に九州新幹線博多駅 - 新八代駅間が開業した際、久留米駅の構内工事が支障となったため、久留米駅の貨物機能が鳥栖駅に移転されました。この移転に伴い、2005年度末まで鳥栖駅構内の改良工事が実施され、2006年に鳥栖貨物ターミナル駅として改装開業しました。久留米駅の施設は新幹線計画用地として引き渡されています。

年表

2006年3月18日：JR貨物鳥栖駅の貨物設備が整備され、開業。

駅構造

地上駅である鳥栖貨物ターミナル駅には、2面のコンテナホームがあります。島式ホーム1面と単式ホーム1面で構成されており、3本の荷役線が接しています。すべての荷役線は着発線であり、着発線荷役方式（E&S方式）が採用されています。その他、通常の着発線も3本あります。

駅構内には、営業窓口のJR貨物鳥栖営業所と、乗務員基地機能を持つ鳥栖総合鉄道部が併設されています。

取扱貨物の種別

鳥栖貨物ターミナル駅では、以下の貨物を取り扱っています。

鉄道コンテナ貨物
12ftコンテナ、20ft・30ft大型コンテナ、20ft海上コンテナ
産業廃棄物・特別産業廃棄物（取扱許可取得済）
大牟田オフレールステーションへの中継駅
貨物列車・トラック便
高速貨物列車のみ停車（下り6本、上り4本）
下り列車のうち2本が当駅終着、上り列車のうち2本が当駅始発
上り列車の主な行き先：東京貨物ターミナル駅（2本）、大阪貨物ターミナル駅、百済貨物ターミナル駅・名古屋貨物ターミナル駅（各1本）
その他、九州地区の駅への発着あり
* 大牟田オフレールステーションとの間でトラック便が1日10往復運行

トラック集配エリア

福岡県筑後地方、佐賀県東部・南部がトラック集配エリアとなっており、久留米東郵便局への郵便物も当駅を経由して運ばれています。

その他

営業キロ上、田代駅と同一地点にあるため、乗務員が使用する運転時刻表や仕業票などでは、当駅を「田代鳥貨」と表記しています。

隣の駅

九州旅客鉄道（JR九州）

鹿児島本線

弥生が丘駅 - 鳥栖貨物ターミナル駅（田代駅） - 鳥栖駅

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