1212年

1212年に関する詳細

1212年（1212 ねん）は、ユリウス暦の閏年となります。この年は、さまざまな国々で多くの重要な出来事があり、特に文化や軍事面で significant な影響が見られました。以下に、1212年の主な出来事や関連する紀年法などについて詳しく説明します。

紀年法

この年を示すさまざまな紀年法は次の通りです：

• - 干支：壬申
• - 日本の紀年：建暦2年、皇紀1872年
• - 中国では南宋の嘉定5年、金の崇慶元年
• - 西夏では光定2年、モンゴル帝国では太祖（チンギス・ハーン）7年
• - 大理国では天開8年
• - 韓国（高麗）は康宗元年、檀紀は3545年
• - ベトナムでは李朝の建嘉2年
• - 仏滅紀元では1754年から1755年、イスラム暦では608年から609年、ユダヤ暦では4972年から4973年にあたります。

1212年の主な出来事

文化的出来事

• - 4月22日（建暦2年3月30日）には、鴨長明の著名な随筆『方丈記』が完成しました。この作品は日本文学における重要な文献の一つとされ、その深い哲学的内容で知られています。

• - 同じくこの年に、トーマス教会の少年合唱団が創設され、後の音楽文化に影響を与えることになります。特に、宗教音楽の分野では重要な役割を果たしました。

軍事的出来事

• - ナバス・デ・トロサの戦いでは、カトリック諸国の軍がムワッヒド朝を破りました。この戦いは、イベリア半島におけるキリスト教徒の再征服運動において転換点となります。

• - また、フリードリヒ2世がドイツ王として戴冠しました。彼の治世は、神聖ローマ帝国の確立と繁栄に寄与し、さまざまな改革が行われることになります。

• - さらに、オルレアン近郊では少年十字軍を率いたエティエンヌがエルサレムへと旅立つ出来事もあり、若い世代の信仰心の象徴として注目されました。

重要な誕生

この年には、後に影響力を持つ人物が多く生まれました。

• - 3月22日に後堀河天皇が誕生。彼は第86代天皇として、1242年まで在位し、平安時代後期から鎌倉時代初期にかけての重要な役割を果たしました。

• - また、姉小路顕朝、高麗の将軍金方慶、鎌倉時代の武士長井泰秀なども同時期に生まれ、彼らはそれぞれの時代において影響を与える存在となります。

著名な死去

• - 2月29日には法然が亡くなり、浄土宗の開祖としてその教えは後世に大きな影響を与えました。
• - 3月26日にはポルトガル王国のサンシュ1世が没し、彼の死後、国は新たなリーダーシップを求めることになります。
• - 4月15日にウラジーミル大公のフセヴォロド3世が亡くなり、東欧の歴史にも変化が生じます。
• - また、8月11日には神聖ローマ皇帝オットー4世の皇后であるベアトリクス・フォン・ホーエンシュタウフェンが亡くなり、皇室における影響力が減少することとなります。

まとめ

1212年は、政治的、文化的に重要な出来事が次々と起こった年であり、その後の歴史に影響を与える人物や戦闘も多く存在しました。特に日本における文化的発展や、ヨーロッパでの軍事的動きは、今後の歴史を形作る重要な要素となりました。

もう一度検索