1407年

1407年の年表と出来事

1407年は、西暦で言うと平年にあたる年です。この年は、アジア各国において多くの重要な出来事がありました。また、異なる紀年法が使用される中で、それぞれの地域において特有な年とされています。

紀年法

この年を異なる地域の紀年法で表すと以下の通りです。

• - 日本: 応永14年、皇紀2067年
• - 中国: 明の永楽5年
• - 朝鮮: 李氏朝鮮の太宗7年、檀紀3740年
• - ベトナム: 胡朝の開大5年（5月12日まで）、後陳朝の興慶元年（10月2日から）
• - 仏滅紀元: 1949年から1950年
• - イスラム暦: 809年から810年
• - ユダヤ暦: 5167年から5168年

主な出来事

1407年には、特に9月に起こった鄭和の船団の航海が象徴的です。この年の9月に、鄭和の船団が初めての航海を終え、帰還しました。その後、彼らは第2次航海に出発しました。また、明はベトナムへの遠征を行い、胡朝を滅ぼしています。

日本における出来事

• - 3月: 日野康子が北山院を名乗りました。
• - 4月: 大内盛見が李氏朝鮮に対し、大蔵経を求めに行きました。
• - 7月: 遣明使が兵庫に帰着しました。
• - 8月: 足利義満が明から派遣された使者と面会しました。
• - 9月: 足利義満が京都において東寺や実相寺の修理費として地口銭を課しました。
• - 11月: 鎌倉にある円覚寺が焼失しました。

このように、日本各地でもさまざまな出来事が起こったことが見受けられます。

誕生した人物

• - 8月27日: 足利義量（応永14年7月24日生まれ）、室町幕府の第5代征夷大将軍。
• - 10月14日: 日親（応永14年9月13日生まれ）、室町時代の日蓮宗の僧。さらに、ルネサンス期の人文主義者ロレンツォ・ヴァッラ、室町時代の守護大名京極持清も生まれています。

死去した人物

この年には多くの名士が亡くなっています。主な人物は以下の通りです。

• - 2月9日: ヴィルヘルム1世、マイセン辺境伯（ 1343年）
• - 2月14日: 三条厳子、後円融天皇の後宮（ 1351年）
• - 4月25日: 菊池武朝、菊池氏第17代当主（ 1363年）
• - 6月24日: テオドロス1世パレオロゴス、モレアス専制公（ 1355年）
• - 10月22日: 佐竹義盛、常陸国の佐竹氏第11代当主（ 1365年）
• - 11月2日: 宇都宮満綱、下野国の宇都宮氏第12代当主（ 1376年）
• - 11月23日: ルイ・ド・ヴァロワ、オルレアン公（ 1372年）
• - アンドロニコス5世パレオロゴス（ 1400年）や胡季犛、ベトナム胡朝の初代皇帝（* 1336年）もこの年に亡くなっています。

まとめ

1407年は、アジア全体で多くの重要な出来事が語られる年でした。特に日本においては室町幕府を中心にした政治的な動きや文化的な発展が見られ、他地域との交流が深まった年でもあります。この年の出来事や人々の影響は、後の時代においても重要な役割を果たすこととなりました。

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