2022年のニューヨーク・メッツ

2022年のニューヨーク・メッツ：創設60周年の軌跡と新たな挑戦

2022年は、ニューヨーク・メッツにとって球団創設60周年の記念すべきシーズンでした。本拠地シティ・フィールドでの13年目を迎え、新監督バック・ショーウォルターの下、ナショナルリーグ東地区での覇権を目指しました。

シーズンオフの動向

前シーズンは77勝85敗で地区3位に終わり、ポストシーズン進出を逃しました。オフにはMLB機構と選手会間の労使交渉が決裂し、99日間に及ぶロックアウトが発生。FA選手の補強が一時ストップする異例の事態となりました。また、ナショナルリーグに指名打者制が導入されることが決定し、チーム編成に新たな戦略が求められることとなりました。

開幕後の戦い

シーズンが開幕すると、メッツは前半戦を首位で折り返す快進撃を見せました。しかし、後半戦に入るとアトランタ・ブレーブスとの間で激しい首位争いが繰り広げられました。最終的に両チームは101勝61敗で並びましたが、直接対決での負け越しにより、メッツは地区優勝を逃しました。

ワイルドカードシリーズでは、サンディエゴ・パドレスと対戦。1勝2敗で敗れ、シーズンを終えることとなりました。

FAとなる主な選手

シーズンオフには、エドウィン・ディアス、トミー・ハンター、セス・ルーゴ、トレバー・メイ、アダム・オッタビーノ、ジョエリー・ロドリゲス、トレバー・ウィリアムズ、タイラー・ネイキン、ブランドン・ニモといった主力選手がFAとなりました。

チームの成績と主要選手

チームはワイルドカードでポストシーズンに進出しましたが、惜しくも敗退。

オールスターゲーム選出選手

エドウィン・ディアス
ピート・アロンソ
ジェフ・マクニール
スターリング・マルテ（出場辞退）

タイトル獲得

ジェフ・マクニール：首位打者（.326）
ピート・アロンソ：最多打点（131打点）

表彰

エドウィン・ディアス：リリーバー・オブ・ザ・マンス（6月 - 8月）

達成記録

9月19日：マックス・シャーザーが通算200勝を達成

まとめ

2022年のニューヨーク・メッツは、地区優勝を逃し、ワイルドカードシリーズで敗退という結果に終わりました。しかし、ジェフ・マクニールの首位打者獲得、ピート・アロンソの最多打点獲得、エドウィン・ディアスのリリーバー・オブ・ザ・マンス受賞など、明るい話題もありました。オフのFA選手の動向を含め、来シーズンに向けてチームの再構築が期待されます。

公式ウェブサイト（英語）)
Baseball-Reference（英語）)

もう一度検索