Au Wi-Fi SPOT

au Wi-Fi SPOTとは

au Wi-Fi SPOTは、KDDIの子会社であるワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供する公衆[[無線LAN]]サービスです。主にauのスマートフォンユーザー向けに展開されてきましたが、2020年9月からはau PAYユーザーやauスマートパスプレミアムユーザーにも開放され、より幅広いユーザーが利用できるようになりました。

サービス概要

au Wi-Fi SPOTは、契約しているデータ定額サービスの内容によって、無料で利用できる場合と月額料金が発生する場合があります。以前はauユーザー限定のサービスでしたが、現在はau PAYやauスマートパスプレミアムのユーザーも利用可能です。

契約端末（スマートフォンなど）での利用は、多くの場合無料で利用できますが、契約外の端末（パソコンなど）を利用する場合は、「Wi2 300 for auマルチデバイスサービス」への加入が必要です。このプランの料金は、契約しているデータ定額サービスによって異なります。

2020年9月までは、au回線の契約がない場合は利用できませんでしたが、現在はau Wi-Fiアクセスを通じて利用できるようになりました。

歴史

iPhoneがauで発売された当初は、au Wi-Fi SPOTに対応していませんでした。そのため、2012年3月末まで、ワイヤ・アンド・ワイヤレスが提供するWi-Fiスクエアが提供されていました。au Wi-Fi SPOTへの対応は2011年12月20日から開始され、対応端末であれば、Wi-Fiスクエア、UQ Wi-Fi、au Wi-Fi SPOTのアクセスポイントが利用可能となりました。

iOS 8以前の機器では、SSID「au_Wi-Fi」には対応していませんでしたが、iOS 9以降は対応しています。SSID「au_Wi-Fi2」は、WPA2-EAP方式を採用しており、接続時間が短縮され、セキュリティも強化されています。

2012年3月1日から2016年1月31日までは、auのスマートフォン以外のWi-Fi対応機器でも利用可能でしたが、1台のauスマートフォンに加えて、最大1台までという制限がありました。2016年2月1日以降は、「Wi2 300 for auマルチデバイスサービス」を通じて利用可能です。

また、2016年1月31日までは、海外での利用も可能でしたが、1分あたり27円、1日あたり1480円が上限でした。2016年8月からは、24時間980円で利用可能な「世界データ定額」が開始されました。

技術仕様

au Wi-Fi SPOTは、2.4GHz帯と5GHz帯の周波数帯に対応しています（一部例外あり）。

サービススポット

ワイヤ・アンド・ワイヤレスやUQコミュニケーションズが展開する公衆[[無線LAN]]が利用可能です。バックボーンには、UQコミュニケーションズのWiMAX網やKDDI、電力系通信事業者の光回線などが利用されています。

利用可能なスポットは、auショップの一部、トヨタ自動車系販売店のPiPit、一部のTSUTAYA、ローソン、カフェなどの飲食店、家電量販店、路線バス、一部の駅など、2013年3月末時点で23万箇所あります。ごく一部にドコモショップでも利用できる場所があります。ただし、一部のスポットはSSIDが検出されてもログインできない場合があります。

京王線、京王井の頭線、小田急ロマンスカー、京成スカイライナー、成田スカイアクセスなどの車内や、一部の高速バス路線でも利用可能です。

利用可能なSSIDは、機種やエリアによって異なります。

対応機種

Android: バージョン1.6以上のスマートフォン・タブレット（Google Playがインストールされていない機種は非対応）。au Wi-Fi接続ツールをGoogle Playからインストール。
iOS: iPhone、iPad、iPod touchなどのWi-Fi利用可能機器（Wi2 300 for auマルチデバイスサービスにて対応）。
その他: パソコン、タブレット、ゲーム機など（Wi2 300 for auマルチデバイスサービスにて対応）、dynapocket IS02、Windows Phone IS12T。

利用方法

Android: au Wi-Fi 接続ツールをインストールし、au IDとパスワードを入力。
iOS: auお客様サポートからWi-Fi設定プロファイルをインストール、またはApp Storeからアプリをインストールし、au IDとパスワードを入力。
PC・その他: Wi2 300 for auマルチデバイスサービスに加入し、Webブラウザで利用。

Wi-Fi HOME SPOT

宅内でもWi-Fiが利用できるサービスです。インターネット接続環境と専用機器（HOME SPOT CUBE）のレンタルが必要です。月額料金は通常525円ですが、「ISフラット」などを契約している場合は105円で利用可能です。2012年8月末までに申し込んだ場合はさらに割引があり、永年無料で利用できました。

HOME SPOT CUBEは、最高通信速度150Mbps、2.4GHzと5GHz帯に対応した無線ルーターです。auスマートフォン以外のWi-Fi対応機器も接続できます。最新のau Wi-Fi接続ツールでは、バッファロー製やNECアクセステクニカ製のWi-Fiルーターのバーコード読み取り設定にも対応しました。

HOME SPOT CUBE(PXH11)は2015年5月末にサポート終了し、レンタルしていたユーザーには無償で譲渡されました。後継機種としてHOME SPOT CUBE2が発売されています。

au Wi-Fiアクセス

2020年9月1日から、au PAYユーザーとauスマートパスプレミアムユーザー向けに提供されている公衆Wi-Fiサービスです。auユーザー以外も利用可能で、利用料金は無料です。auスマートパスプレミアムユーザーは、VPN機能に対応した「セキュリティモード」も利用できます。

まとめ

au Wi-Fi SPOTは、auユーザーだけでなく、au PAYユーザーやauスマートパスプレミアムユーザーも利用できる便利な公衆[[無線LAN]]サービスです。利用シーンや端末に合わせて、快適なWi-Fi環境を利用できます。

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