PiPit

PiPit（ピピット）とは

PiPitは、トヨタ自動車が統括し、日本各地のトヨタ販売会社（トヨタ店、トヨペット店、カローラ店、ネッツ店）、トヨタL&F店、トヨタレンタリース店、トヨタモビリティパーツ店が運営する、KDDI（au、UQ mobile）、ソフトバンク（Y!mobileブランドのみ）、NTTドコモのキャリアショップです。

自動車ディーラーが運営しているため、店舗によって設備やスキルにばらつきがあります。そのため、ソフトバンク（Y!mobile）・NTTドコモの公式サイトやコールセンターでは、積極的にキャリアショップとして案内されていません。au以外のキャリアは撤退も多く、名古屋トヨペットや首都圏のトヨタモビリティパーツ神奈川支社など、一部店舗ではソフトバンクの取り扱いをすでに終了しています。2021年からは、一部店舗でUQ mobileの取り扱いを開始しました。

サービス内容

PiPitは、家電量販店などの携帯電話販売店とは異なり、端末の販売だけでなく、修理受付や各種手続きなど、auショップやY!mobileショップとほぼ同様のサービスを提供しています。自動車ディーラーのショールームや事務所に併設されているため、来客者用の駐車場が利用できるのも特徴です。

一部の販売店では、小型店舗を「PS」の店名で区別したり、PiPit単独の店舗を出店したりしています。au携帯電話サービスにおいては、トヨタ自動車（一次代理店）を介し、トヨタ販売会社がKDDIと代理店契約を締結しているため、KDDIの固定通信サービス（auひかり、au one netなど）の加入受付も行っています。

歴史

PiPitのルーツは、トヨタグループの日本高速通信（後にKDDに吸収合併）が出資したアステルグループの携帯電話販売店「アステルスポット」にあります。携帯電話の普及に伴い、トヨタグループの日本移動通信（提供地域以外ではデジタルツーカー）の取り扱いを開始し、PiPitへと改称しました。2000年10月のKDDI発足に合わせて、同年6月からIDO以外の地域でDDIセルラー、10月からは全国で旧DDIの固定通信サービスおよびDDIポケットの取り扱いを開始しました。アステルやJ-PHONEとの併売も一時的に存在しました。

PiPitがないトヨタ販売店でも、系列のPiPit店や販売会社本社に取り次ぐ形で端末販売や契約変更などを受け付けていたり、法人営業部門で対応している場合があります。また、PiPitに限らず、トヨタ販売会社やデンソーなどの地域子会社が二次代理店としてauショップを運営しているケースもあります。

限定販売機種

PiPitでは、以下の限定販売機種を取り扱っていました。

ぴぴっとフォン（AP-K301TおよびAP-K302T）: 小児の利用を想定した京セラ製のウィルコムPHS。
デジタルミニモ539G（IDO）/ D210DE（DDIセルラーグループ）: 起動画面にトヨタのCIマークが表示され、当時のトヨタ車のCM曲が着信音として収録されていました。
トヨタケータイ TiMO W44T II（CDMA W44T II）: 2006年10月から2007年5月まで限定販売された富士通モバイルコミュニケーションズ製のPiPitオリジナルau携帯電話。

関連項目

KDDI
沖縄セルラー電話
au (携帯電話)
au (通信)
auショップ
アステル
ソフトバンク（旧・ソフトバンクモバイル）
Y!mobile
ウィルコム沖縄
G-BOOK
MVNO

注釈

外部リンク

トヨタのau＜PiPit＞
PiPit auショップ検索
PiPit|用語集|KDDI株式会社
PiPit web 公式サイト - ウェイバックマシン

もう一度検索