DATA04

DATA04（データ ゼロヨン）は、日立製作所が開発した、KDDIおよび沖縄セルラー電話が展開するauブランドの第3.9世代移動通信システムに対応したデータ通信端末です。この端末は、モバイルWiMAXとCDMA 1X WIN（後のau 3G）のデュアルモード通信をサポートしており、ユーザーは利用環境に応じて最適な通信方式を選択できます。DATA04は、ExpressCard/34型という規格を採用しており、ノートパソコンなどの対応機器に直接挿入して使用することが可能です。これは、DATA02の従量課金制モデルにあたり、より柔軟な料金プランで利用できる点が特徴です。

製造型番はHID04（エイチアイディー ゼロヨン）であり、日立製作所が製造を担当しています。当時、日立ブランドの携帯電話端末は、カシオ日立モバイルコミュニケーションズ（現・NECカシオモバイルコミュニケーションズ）によって製造・販売されていましたが、データ通信端末については日立本体が製造を担当するという点で、他の端末とは異なっています。

DATA04は、高速なデータ通信を求めるユーザーにとって、信頼性の高い選択肢の一つでした。モバイルWiMAXの高速データ通信と、CDMA 1X WINの広範なエリアカバーを組み合わせることで、快適なモバイルインターネット環境を提供することができました。

関連情報

• - DATA01: auブランドで展開された初期のデータ通信端末。
• - DATA02: DATA04の前モデルで、基本的な機能やデザインを共有。
• - DATA03: DATA02、DATA04と同様のデータ通信端末シリーズ。
• - DATA08W: 後継モデルであり、より高速な通信規格に対応。
• - +WiMAX: DATA04がサポートする高速通信規格の一つ。
• - ExpressCard: DATA04が採用しているカード型の拡張インターフェース。

外部リンク

• - DATA04|日立

DATA04は、当時のモバイルデータ通信のニーズに応えるため、日立製作所の技術力が投入された製品です。モバイルWiMAXとCDMA 1X WINのデュアルモード対応は、利用場所や状況に応じて最適な通信環境を提供することを可能にし、多くのユーザーに利用されました。

この端末は、日立ブランドのデータ通信端末として、その歴史の中で重要な役割を果たしました。その登場は、モバイルデータ通信の進化を象徴するものであり、今日のモバイルブロードバンドの発展に貢献したと言えるでしょう。

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