GOrgeous

『Gorgeous』：郷ひろみの多彩な魅力が詰まったデュエットアルバム

1994年6月1日、ソニーレコードより発売された郷ひろみ29枚目のオリジナルアルバム『Gorgeous』。前作『LUNA LLENA』から約1年ぶりとなる本作は、数々の実力派アーティストとの夢の競演が実現したジョイントアルバムとして大きな話題を呼びました。

多彩なアーティストとのコラボレーション

『Gorgeous』最大の魅力は、鈴木聖美、井上大輔、杏子、Hi-Fi Set、MALTA、杉山清貴、Bro.Korn、坪倉唯子、楠瀬誠志郎、そして山根康広といった、ジャンルや世代を超えた幅広いアーティストとのデュエット楽曲で構成されている点です。それぞれのアーティストの個性が光るヴォーカルと、郷ひろみの熟練の技が融合した、聴き応えのある楽曲群は、アルバム全体に奥行きと彩りを加えています。

大ヒットシングル「言えないよ」

アルバム収録楽曲の中でも特に注目すべきは、Hi-Fi Setとのデュエット曲「言えないよ」です。この曲は、アルバムバージョンとして収録されており、シングル版とはまた違った魅力を味わえます。発売当時、35万枚を超えるセールスを記録した大ヒット曲であり、その人気の高さを改めて証明しています。

多様な音楽性と魅力的な楽曲群

アルバムにはバラエティ豊かな楽曲が収録されています。アップテンポでダンサブルなナンバーから、しっとりとしたバラードまで、郷ひろみの幅広い音楽性を堪能できます。楽曲ごとに異なる作詞家、作曲家、編曲家が参加しており、それぞれの個性が際立つ、聴き応えのある楽曲が並んでいます。

例えば、都会的なムードが漂う「鏡のラビリンス」、切ない恋心を歌った「愛の条件」、ノスタルジックな雰囲気の「魅惑の同窓会」、夏の情景が目に浮かぶ「Summer Again」、ミステリアスな魅力を持つ「Suddenly」、そしてドラマチックな展開を見せる「LAST SCENE」など、楽曲一つ一つに個性と深みがあります。

タイアップ情報

『Gorgeous』に収録されている楽曲の中には、テレビ番組のテーマソングや主題歌としてタイアップされたものもあります。「言えないよ」はTBS系列ドラマ『お見合いの達人』の主題歌として使用され、話題を呼びました。また、フジテレビ系列の番組『上岡龍太郎にはダマされないぞ！』のエンディングテーマも収録されています。これらのタイアップによって、アルバムはさらに多くのリスナーに届けられました。

豪華制作陣

作詞には、田口俊、夏目純、杏子、康珍化、真名杏樹、芹沢類、平出よしかつなど、数々のヒット曲を生み出してきた実力派の作詞家陣が参加。作曲には、都志見隆、井上大輔、羽田一郎、山本健司、杉山清貴、Bro.Korn、松田良、楠瀬誠志郎、山根康広といった、バラエティ豊かな才能が集結しています。編曲には、林有三、山本健司、松本晃彦、岩崎文紀、難波正司といった、高い技術力を持つ編曲家たちが名を連ねています。

まとめ

『Gorgeous』は、郷ひろみのボーカリストとしての卓越した歌唱力と、豪華アーティスト陣とのコラボレーションによって生まれた、聴き応えのある一枚です。それぞれの楽曲に込められた想いと、多様な音楽性は、多くのリスナーを魅了し続けるでしょう。大ヒットシングル「言えないよ」をはじめ、全11曲を通して、郷ひろみの幅広い音楽性と、アーティストとしての魅力を存分に味わうことができる、まさに珠玉のアルバムと言えるでしょう。

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