ISW12HT

HTC EVO 3D ISW12HTについて

HTC EVO 3D ISW12HT（エイチティーシー イーヴォ スリーディー アイエス ダブリュー イチニー エイチティー）は、KDDIおよび沖縄セルラー電話のISシリーズとして展開されるストレート型スマートフォンです。この端末は、HTCによって開発され、日本市場向けに特化したモデルです。通信方式には、CDMA1X WINおよびモバイルWiMAXが採用されています。

概要

HTC EVO 3D ISW12HTは、前モデルであるISW11HTの後継機種として位置付けられており、製造型番はHTI12です。このモデルの最大の特徴は、3D表示に対応したディスプレイと、3D動画および静止画の撮影が可能なカメラ機能にあります。さらに、本機は発売当初からEZwebアドレスでのEメール送信に対応しています。

搭載されているCPUは、クアルコム社製のSnapdragon S3（MSM8660・1.2GHz デュアルコア）であり、スムーズな操作を実現しています。また、このスマートフォンは、ISW11HT（HTI11）やモトローラ・モビリティ製のISW11M（MOI11）と同様に、au ICカードには非対応です。そのため、持ち込みで機種変更を行う際には、auショップでの手続きが求められます。

HDMI出力機能も備えており、MicroUSB端子にMHL変換アダプターを接続することで、外部ディスプレイへの映像出力が可能です。なお、モバイルWiMAXの64QAMによる上り最大15.4Mbpsの通信は、この機種では利用できません。

歴史

HTC EVO 3D ISW12HTは、2011年9月26日にKDDIとHTC NIPPONによって正式に発表され、同年10月7日に全国一斉に発売されました。また、発売初期にはセキュリティー強化のためのアップデートが提供されました。2012年1月中旬には、かんたんメニューへの対応が発表され、同年9月26日にはAndroid 4.0.3へのOSアップデートが実施されました。

プリインストールアプリ

この端末には、さまざまなアプリケーションがプリインストールされており、代表的なものには以下のようなアプリが含まれています。

• - Skype
• - jibe
• - KDDI Eメール
• - FMラジオ
• - FrendStream
• - FootPrints
• - Peep
• - Quickoffice
• - Google Talk
• - Teeter

特徴的な点として、PC向けWebブラウザが標準装備されており、携帯向けサイト（EZWeb）は他のスマートフォンと同様に閲覧することができません。

また、安心セキュリティパックには、ウイルスバスターモバイル for auが利用できる点も重要です。

関連項目

このスマートフォンは、Androidプラットフォームに基づいており、ISシリーズの一部です。その他の関連技術やモデルには、ISW11HT（HTI11）や、ワンセグ・赤外線通信・おサイフケータイに対応したHTC J ISW13HT（HTI13）がありますが、本機はそれらの機能には非対応です。また、AQUOS PHONE IS12SH（SHI12）も同様に3D表示や動画撮影が可能ですが、各モデルの機能は異なります。

このように、HTC EVO 3D ISW12HTは、先進的な3D機能と高性能のプロセッサを搭載したスマートフォンであり、当時のユーザーにとって魅力的な選択肢となっていました。

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