JAPAN RUGBY LEAGUE ONE 2023-24 DIVISION 2

ジャパンラグビーリーグワン2023-24 DIVISION2：詳細レポート

ジャパンラグビーリーグワン2023-24ディビジョン2は、2023年12月9日から2024年5月6日にかけて開催された、日本のラグビーユニオンによるリーグ戦の2部リーグです。6チームが参加し、激しい戦いを繰り広げました。今シーズンは、いくつかの重要な変更点がありました。まず、反則による退場は原則として20分レッドカードとなり、また、ディビジョン1と同様にTMO（テレビマッチオフィシャル）によるオフ・フィールド・レビューが導入されました。これにより、より正確で公平なジャッジメントが実現しました。

記録的な入場者数

今シーズンのディビジョン2は、観客動員数においても大きな注目を集めました。第2節のレッドハリケーンズ大阪対日本製鉄釜石シーウェイブスの試合では、8,586人の観客動員数を記録し、ディビジョン2のリーグ戦における過去最多入場者数を更新しました。その後も、NECグリーンロケッツ東葛対豊田自動織機シャトルズ愛知戦（8,682人）、そして最終節のレッドハリケーンズ大阪対九州電力キューデンヴォルテクス戦（9,171人）と、記録が塗り替えられる盛況ぶりでした。さらに、リーグ全体では、ディビジョン1、2、3を合わせた総入場者数が796,928人に達し、リーグワンの歴史において過去最高の観客動員数を記録しました。これは、リーグの人気が高まっていることを示す、重要な指標と言えるでしょう。

悪天候の影響と再試合

第7節の日本製鉄釜石シーウェイブス対NECグリーンロケッツ東葛戦は、降雪の影響で中止となりました。両チームのサポーターを含む約200人が早朝から雪かきを行い、試合開催に尽力しましたが、フィールドの一部が凍結していたため、安全確保の観点から中止の判断が下されました。この試合は、第8節で改めて開催されました。このようなアクシデントに見舞われながらも、リーグ戦は最後まで白熱した展開を見せました。

リーグ戦と順位決定戦

リーグ戦は、6チームによる総当たり戦（各チーム10試合）で行われました。上位3チームは順位決定戦に進出し、そこで1位から3位を決定しました。下位3チームも同様の順位決定戦を行い、4位から6位を決定しました。順位決定戦の上位3チームは、ディビジョン1との入替戦に進出しました。ディビジョン2の1位チームはディビジョン1の12位チームと、2位チームは11位チームと、3位チームは10位チームと、それぞれ2試合ずつ対戦し、昇格・降格を争いました。

チームと受賞者

今シーズンのディビジョン2優勝は、浦安D-Rocksが2季連続2度目の優勝を飾りました。また、フェアプレーチーム賞も浦安D-Rocksが受賞しました。個人表彰では、浦安D-Rocksの石井魁選手がMVPに輝き、豊田自動織機シャトルズ愛知のフレディー・バーンズ選手が得点王、日本製鉄釜石シーウェイブスのヘンリージェイミー選手、浦安D-Rocksの石井魁選手、安田卓平選手が最多トライゲッターに選ばれました。その他、ベストキッカー、ベストタックラー、ベストラインブレイカー、優秀ヘッドコーチ賞なども、それぞれの活躍が認められました。

来シーズンに向けて

2024-25シーズンは、ディビジョン2が8チーム、ディビジョン3が6チームに編成変更されます。ディビジョン3の上位2チームはディビジョン2へ自動昇格し、ディビジョン2の6位チームはディビジョン3の3位チームと入替戦を行うことになります。

まとめ

ジャパンラグビーリーグワン2023-24ディビジョン2は、多くの観客を動員し、白熱した試合展開、そして新たな記録の誕生など、記憶に残るシーズンとなりました。来シーズンも、より激しい戦いが繰り広げられることが期待されます。

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