KEIRINグランプリ2018

KEIRINグランプリ2018

KEIRINグランプリ2018は、2018年12月30日に静岡競輪場で開催された、KEIRINグランプリの34回目の大会です。静岡競輪場での開催は今回が初であり、全国で5番目の開催地となりました。

出場選手

出場選手は、2018年11月25日に行われた第60回朝日新聞社杯競輪祭決勝戦終了後に決定しました。選手の獲得賞金順位は、同年11月25日時点のものが適用されています。車番は、12月18日に開催された「KEIRINグランプリ2018前夜祭」で、選手が希望する車番を選択して決定しました。GI優勝数の多い順に、同数の場合は選考用賞金順で、続いてGI未優勝者が選考用賞金順で希望車番を選択。脇本雄太選手と新田祐大選手は、海外でのナショナルチーム合宿参加のため前夜祭を欠席しましたが、事前に希望車番を伝えており、当日司会者が発表しました。さらに、サプライズとして、合宿先とリモートで繋ぎ、二人が出演する場面もありました。

脇本雄太選手と清水裕友選手がKEIRINグランプリ初出場を果たし、村上義弘選手（2年ぶり）と村上博幸選手（4年ぶり）が返り咲きを果たしました。他の5選手は連続出場となりました。同地区（今回は近畿）の選手が4人出場したのは、KEIRINグランプリ07（北日本）以来です。

成績

競走成績

12月30日（日）

号砲とともに、平原康多選手が先頭に立ちレースがスタート。隊列は、新田祐大選手が先頭、平原選手、武田豊樹選手、浅井康太選手、清水裕友選手、脇本選手、三谷竜生選手、村上義弘選手、村上博幸選手と続きました。青板4コーナーで清水選手が先頭に立ち誘導員を降ろします。赤板1センター過ぎに近畿ライン4車が仕掛け、清水選手、平原選手、武田選手、浅井選手、新田選手と続きます。最終周回2コーナー手前から清水選手が仕掛けますが、村上義選手、さらに3コーナー過ぎで三谷選手の牽制を受けます。その後ろで、村上義選手のインを差した平原選手が後輪に接触し、2センターで両者落車するアクシデントが発生。

番手絶好の三谷竜生選手が、グランプリ2年連続2度目の出場で初制覇。年間獲得賞金額は競輪史上最高の2億5531万3000円を記録し、山田裕仁選手が2002年に記録した2億4434万8500円を塗り替えました。最終バック8番手から捲った浅井選手が2着、9番手から直線でイエローラインを強襲した新田選手が3着となりました。4コーナーまで先頭に立っていた脇本選手は5着に終わりました。落車した平原選手は、前年GPの深谷知広選手のように懸命に完走（落携入）を果たしました。

配当金額

(配当金額に関する詳細な情報は提供されていません)

エピソード

平成30年度特別競輪統一サイト「キン肉マン 超人ケイリン編」では、超人たちが集結しました。首都圏以外での開催にも関わらず、グランプリ当日の来場者は2008年のKEIRINグランプリ08（平塚）以来、10年ぶりに2万人を超えました。

地上波中継は「坂上忍の勝たせてあげたいTV 感動生中継!KEIRINグランプリ2018（GP）」として、日本テレビ系列で全国放送されました。解説は滝澤正光さん、実況は筒井大輔さんが担当しました。また、初日に行われたオッズパーク杯ガールズグランプリ2018もBS日テレで中継され、司会はパンサーと岡井千聖さん、スタジオゲストは丸山桂里奈さん、解説は中野浩一さん、実況は筒井大輔さんが担当しました。なお、同中継は東京の日本テレビのスタジオから行われました（解説の中野さんのみ現地からで、レース映像はCS中継を制作した日本トーターのものが使用されました）。

表彰式は、バンク内ではなく、4コーナーにある東スタンド真下の特設ステージにてファンの前で行われました。ちなみに、寺内大吉記念杯競輪のみバンク内で行われました。

GP単体の売上は、52億0674万0100円（前年比102.9%）でした。シリーズ全体の目標額は125億円でしたが、シリーズ3日間の総売上は112億8579万6000円（前年比99.0%）と、目標を大幅に下回りました。

競走データ

ガールズグランプリの選手入場時の選手名読み上げは中田まみさんが、寺内大吉記念杯競輪・ヤンググランプリ・KEIRINグランプリの選手入場時の選手名読み上げは鈴木克馬さんが担当しました。村上義弘選手が出場した、最後のKEIRINグランプリとなりました。

外部リンク

KEIRIN.JP 特設サイト
静岡競輪場 特設サイト
* ＫＥＩＲＩＮグランプリ2018（Ｓ１Ｇ） (PDF)

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