NEOマシンガンズ

NEO女子プロレスを代表するタッグチーム、NEOマシンガンズ（ネオ・マシンガンズ）は、ベテランのタニー・マウスと、2000年にNEOに加入した宮崎有妃によって2001年に結成されました。

チーム名の由来と結成への道

チーム名は、タニー・マウス選手が敬愛する漫画『キン肉マン』に登場する伝説のタッグチーム、「ザ・マシンガンズ」（キン肉マン＆テリーマン）に由来しています。結成前、タニー選手は武蔵野高校時代の後輩である中野知陽呂選手と「チーム武蔵野」として活動していましたが、中野選手の長期欠場に伴い新たなパートナーを模索。様々な選手とタッグを試す中で、宮崎有妃選手こそが最高の相性を持つ相手であることを見出し、NEOマシンガンズが誕生しました。

栄光の軌跡と活動の幅

NEOマシンガンズは結成後、瞬く間に団体のトップタッグチームとしての地位を確立しました。全日本タッグ王座を皮切りに、NEO認定タッグ王座、板橋タッグ王座、北沢タッグ王座、そしてアイスリボンのインターナショナルリボンタッグ王座など、様々な団体のタッグタイトルを獲得。NEOのタッグ戦線において、常に中心的な存在として活躍しました。

また、彼女たちはリング上での激しい戦いも辞さず、ラス・カチョーラス・オリエンタレスのような強豪チームとのハードコアマッチも経験しています。

タッグチームとしての活動に加え、同じNEO所属の田村欣子選手が加わったトリオユニット「わたしたチーズ」としても活動し、チームの幅を広げました。

メンバー間の特別な関係

NEOマシンガンズとして活動する中で、タニー・マウス選手と宮崎有妃選手が公式なシングルマッチやタッグマッチで直接対決することは長らくありませんでした。しかし、チーム結成約10周年を迎えた2010年5月5日のNEO10周年記念大会で行われたバトルロイヤルでは、最後まで二人が残り一騎打ちが実現。最後はタニー選手が宮崎選手を丸め込んで勝利を収め、ファンにとって印象深い一戦となりました。

NEOの終焉、そして解散

所属団体であるNEO女子プロレスは、2010年12月31日をもって解散することを決定。NEOマシンガンズも団体の歴史と共にその活動に終止符を打ちました。NEO最終興行となったこの日、NEOマシンガンズとしてのラストタッグマッチが組まれたほか、チーム結成から最初で最後となる「マシンガンズ対決」と銘打たれたタニー・マウス対宮崎有妃のシングルマッチも行われ、二人の物語に幕が下ろされました。両選手もこの興行をもってプロレスラーを引退しています。

関連エピソード

NEOマシンガンズ軍: 2007年2月18日、川崎市体育館で行われた「NEO WORLD 2007」において、NEOマシンガンズを核としたスペシャルチームを結成。タニー、宮崎に加え、闘牛・空、チェ・リー、趙雲子龍、豊田真奈美、希月あおいといったメンバーで、さくらえみ選手率いる「さくらリボン軍」との7対7全面対抗戦に臨みました。
ライバルとの抗争: JDスター女子プロレスの西千明選手とJWP女子プロレスのアキュート冴選手が組んだ「反マシンガンズ同盟」とは、激しい抗争を繰り広げました。
他団体との交流: プロレスリングWAVEでは、GAMI選手と木村響子選手による「スーパー・アフロ・マシンガンズ」と対戦した経験もあります。
海外での？: 2007年には「中国版NEOマシンガンズ」と呼ばれる存在が現れたという珍しいエピソードも存在します。

主な獲得タイトル

全日本タッグ王座
NEO認定タッグ王座
板橋タッグ王座
北沢タッグ王座
* インターナショナルリボンタッグ王座

NEO女子プロレスの歴史を語る上で欠かせないNEOマシンガンズは、そのコミカルさと実力を兼ね備えたスタイルで、多くのプロレスファンに愛されたタッグチームでした。

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