RSKラジオ

RSKラジオの魅力

RSKラジオ（アールエスケーラジオ）は、岡山県を中心に放送されるAMラジオ局であり、RSK山陽放送の一部門です。RSK山陽放送は、テレビ局も運営していますが、ラジオは岡山県のみを対象地域とする県域局として特化しています。これは他のテレビ放送局と異なる点であり、地域密着に重点を置いた放送が行われています。

基本情報

RSKラジオは、JRN（TBSラジオ）及びNRN（文化放送・ニッポン放送）とのクロスネットを組み、岡山本局のコールサインはJOYRです。全局が1494kHzで通信し、精密同一周波数・完全同期放送を実施しています。この方式は全国初の試みであり、特に今では他の山形放送や熊本放送などでも続けられています。

1997年まで、RSKラジオはJRNの単独加盟でしたが、NRNとのクロスネット化により、視聴者に多様な情報を提供することが可能となりました。また、この局は、地方民間放送共同制作協議会（火曜会）には加盟していませんが、それでも個別番組での制作は行われています。

放送スタンスと受賞歴

RSKラジオは、中国地方の民放AM局の中でも独特な特徴を持っており、全国紙のクレジットを付けたニュース番組を放送しない唯一の局です。キャッチコピーは「スマホで! 車で! トモダチらじお」で、2023年から使用されています。また、『OKAAAM!～大都会オカヤマな夜』は2023年に日本民間放送連盟賞ラジオエンターテインメント部門で優秀賞を受賞するなど、番組の質の高さが証明されています。

本社と放送体制

RSK山陽放送は、認定放送持株会社であるRSKホールディングスの傘下にあり、ラテ兼営の放送局です。2019年には新たに体制を整え、2021年にテレビ放送が新社屋に移転しましたが、一時的にラジオの放送は旧本社から続けられました。しかし、2023年にはラジオの放送も新社屋に統一され、現在では本社から一貫して放送を行っています。

香川県との連携

RSKラジオは、岡山県に特化しているため、近隣の香川県との連携を重視しています。特に、NRNへの加盟後は、RSKホールディングスの子会社であるエフエム高松との共同制作番組も開始しました。平日昼の『あもーれ!マッタリーノ』では岡山・香川の情報を提供する特集も行っています。

また、毎週土曜日の情報番組『国司と武田の土曜番長』では、瀬戸内国際芸術祭に関する情報を含めた企画も展開されています。こうした取り組みは、地域のリスナーに対するサービス向上を図るものです。

先進的な放送技術

RSKラジオは、技術面でも先進的であり、AMステレオ放送は1992年から行われていましたが、2011年には終了しました。しかし、2019年からはラインネット番組のステレオ放送が拡大されています。さらに、2014年には「radiko.jp」に参加し、地域を超えた聴取も可能となっています。

終わりに

今後もRSKラジオは、地域の特性を生かした情報提供を行い、リスナーのニーズに応え続けることを目指しています。地域密着の放送方針と技術革新を進めながら、時代の変化にも適応していくでしょう。

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