宮島水族館

宮島水族館（みやじマリン）

宮島水族館は、広島県廿日市市宮島町に位置する市営の水族館です。愛称は「みやじマリン」として親しまれており、「いやし」と「ふれあい」を基本理念に掲げ、瀬戸内海の豊かな生態系を再現した展示が特徴です。かつては宮島町立の水族館として運営されていましたが、市町村合併を経て現在の形となりました。

概要

館内には、約350種13,000点もの水生動物が展示されています。特に、愛らしいスナメリは水族館のシンボルとして人気を集めています。その他にも、アシカやペンギン、コツメカワウソなど、様々な生き物たちの姿を見ることができます。入り口付近にある大型回遊水槽は圧巻で、多くの来館者を魅了しています。近年では、水浴び時に直立するワニがテレビで紹介され、話題を呼んでいます。

施設情報

改築後

総面積：7,218 m2
建築面積：4,092 m2
延床面積：5,802 m2
構造：RC造2階建て（観覧プールはRC造一部鉄筋構造平屋建て）
飼育槽総水量：1,837 t
展示数：350種 13,000点以上

改築前

総面積：8,363 m2
延床面積：1階 2,130 m2、2階 1,204 m2
飼育槽総水量：本館 957 m3、屋外プール 880 m3
展示数：380種 15,000点

展示ゾーン

館内は以下の10のゾーンに分かれており、それぞれのテーマに沿った展示が楽しめます。

1. 宮島の干潟
2. 海のめぐみ（カキいかだの展示）
3. 山から海へ（廿日市市の里山生物）
4. いやしの海
5. 瀬戸内のくじら（スナメリ）
6. 海の神秘（夜行性・発光性の生物）
7. 生きもののからだと暮らし
8. せとうち研究所（飼育員による解説）
9. ふれあいの磯（タッチプール）

これらのゾーンに加え、ペンギン、トド、アシカ、カワウソのプールも併設されています。

沿革

1959年、広島県立水産資源研究所として開設されたのが始まりです。1967年には宮島町に移管され、宮島町立宮島水族館としてリニューアルオープンしました。2005年の宮島町と廿日市市の合併に伴い、現在の宮島水族館に改称されました。2008年からはリニューアル工事のため一時休園し、2011年8月1日に「みやじマリン」として再オープンしました。

年表

1959年5月：広島県立水産資源研究所（県立水族館）が開設
1967年4月：宮島町に移管、宮島町立宮島水族館としてリニューアル
2005年11月：宮島町が廿日市市に編入合併、宮島水族館に改称
2011年8月1日：リニューアルオープン、愛称「みやじマリン」を使用開始
2013年3月末：出入口付近の屋外スロープに屋根を設置

主な展示生物

スナメリ
コツメカワウソ
ゴマフアザラシ
シロワニ
クリオネ
カリフォルニアアシカ
オタリア
トド
ピラルク
フンボルト[[ペンギン]]
ウィーディーシードラゴン
チンアナゴ
マダラトビエイ
モモイロペリカン

以前はラッコが人気でしたが、繁殖のため鳥羽水族館へ移動しました。また、イロワケイルカも展示されていましたが、現在は死亡のためいません。

ショー

2013年5月以降、以下のショーが実施されています。

アシカライブ
生きものおもしろ講座
カワウソお食事タイム
シューティングタイム（テッポウウオの餌やり）
ジャブジャブタイム
ペンギンお食事タイム
ペンギンふれあいタイム
ペンギンのお散歩

利用案内

営業時間

午前9時から午後5時（入館受付は午後4時まで）

休館日

12月26日から30日

入館料

大人：1400円
小中学生：700円
幼児：400円
* 4歳未満：無料

20名以上で団体割引（2割引）があります。学校利用や身障者の利用でも割引があります。

アクセス

宮島桟橋（フェリーターミナル）から西へ徒歩25分。厳島神社出口からだと徒歩5分です。

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