矢部駅

矢部駅について

矢部駅は、神奈川県相模原市中央区矢部三丁目にある東日本旅客鉄道（JR東日本）の横浜線の駅であり、駅番号はJH 26です。この駅は、横浜線の東神奈川駅を発着点とする系統や、横浜駅経由で根岸線に直通する列車が停車する重要な交通拠点となっています。

歴史

矢部駅の歴史は1950年に遡ります。当初は在日米軍相模総合補給廠への通勤便を支援するために、相模仮乗降場として開業されました。このとき、駅はまだ正式な駅ではなく、その後の1957年に矢部駅として昇格し、本格的な運行がスタートしました。
1979年には駅舎が改築され、橋上駅舎に生まれ変わりました。1987年には国鉄の分割民営化によって、JR東日本の駅として位置づけられました。その後も進化を続け、1994年には自動改札機が導入され、2001年にはICカード「Suica」が利用可能となりました。最近では、2023年にスマートホームドアが導入され、より安全な乗車環境が実現されました。

駅構造

矢部駅は、島式ホームを1面2線持つ地上駅です。南口と北口が両側に設けられており、橋上駅舎から直接アクセスできます。駅内部には、自動券売機や窓口、トイレなどの便利な施設が整備されています。また、2008年からはエレベーターとエスカレーターも利用可能となり、アクセス性が大幅に向上しました。

開業当初は1面1線の構造でしたが、1979年に複線化に伴い現在の形となりました。駅の管理はJR東日本ステーションサービスが行っており、一部時間帯には遠隔対応のため改札係員が不在になることもあります。

のりば

矢部駅ののりばは、南口側を1番線として、整理されています。根岸線への直通列車は日中は横浜駅の先の桜木町駅まで運行され、その先の磯子や大船方面への直通は主に朝夕の時間帯に限られています。

利用状況

2023年度の1日平均乗車人員は11,506人に達しました。矢部駅の利用状況は年々増加しており、1975年度以降の乗車人員の推移を示すデータも公表されています。

駅周辺の状況

矢部駅の周辺には、北口と南口それぞれのエリアが存在し、地域住民にとってのアクセスの拠点となっています。また、かつては米陸軍相模補給廠まで通じる専用線があった影響で、北口側にはその名残が残っていましたが、現在では駐輪場などとして利用されています。

直近の駅である淵野辺駅との距離は800mと近く、これは横浜線の中でも最短の距離です。かつて存在した歩行者専用の踏切は、地下道の開通により廃止され、近年では上りの快速が通過する際には減速運転が行われていましたが、ホームドアの設置によりその必要もなくなったとのことです。

隣の駅

JR東日本の横浜線では、淵野辺駅（JH 25）と矢部駅（JH 26）、相模原駅（JH 27）が連なる形になっており、地域交通の要所としての役割を果たしています。

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矢部駅は住民や通勤通学利用者にとって便利な交通手段であるだけでなく、その歴史や周辺環境も含めて地域の重要な一部を成しています。

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