築地市場駅

概要

築地市場駅（つきじしじょうえき）は、東京都中央区築地五丁目に位置する、東京都交通局（都営地下鉄）大江戸線の駅です。駅番号はE18で、都心へのアクセスに便利な駅として利用されています。

歴史

この駅は、2000年12月12日に都営地下鉄大江戸線の全線開通と同時に開業しました。その後、2007年3月18日にはICカード「PASMO」が利用可能となり、2011年9月24日にはホームドアが設置され、安全性が向上しました。

駅構造

築地市場駅は、島式ホーム1面2線の地下駅です。地下に位置するため、地上からは直接確認することはできません。駅構内には、利用者をサポートする様々な設備が整えられています。

のりば

駅のホームは、以下の通りです。

1番線：都庁前方面
2番線：門前仲町・両国方面

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は19,620人であり、そのうち乗車人員は9,438人、降車人員は10,182人となっています。開業当初の乗車人員見込みは10,000人でしたが、近年は築地市場の閉鎖などの影響で利用状況に変化が見られます。過去のデータは以下の通りです。

駅周辺

築地市場駅周辺には、様々な施設や観光スポットがあります。

築地場外市場：駅の北東に広がる商店街で、新鮮な魚介類や食品、雑貨などが販売されています。
築地本願寺：歴史ある寺院で、美しい建築様式が見られます。
浜離宮恩賜庭園：都心にありながら、自然豊かな庭園で、四季折々の風景を楽しむことができます。
国立がん研究センター：がんの専門研究機関であり、最寄りのバス停は「国立がん研究センター前」となります。
その他：朝日新聞東京本社、新橋演舞場、京橋郵便局などがあります。

また、東京メトロ日比谷線の築地駅も近くにありますが、公式な乗換駅ではありません。

バス路線

駅周辺には、都営バスの路線が運行しており、新橋駅や豊洲市場方面へアクセスできます。

市01：新橋駅前行 / 豊洲市場行（豊洲市場閉場日は市場前駅止まり）

水上バス

浜離宮内には、水上バスの発着所があり、以下の路線が運行しています。

隅田川ライン：日の出桟橋行 / 浅草行
東京水辺ライン：お台場海浜公園行 / 桜橋行 / 葛西臨海公園行 / 両国行

築地市場移転と駅名

築地市場は2018年10月6日に豊洲市場へ移転しましたが、築地市場駅の駅名変更は現時点では予定されていません。これは、駅名が地域に定着していることや、市場跡地の利用計画が未定であることが理由とされています。

隣の駅

都営大江戸線では、以下の駅が隣接しています。

* 勝どき駅 (E 17) - 築地市場駅 (E 18) - 汐留駅 (E 19)

まとめ

築地市場駅は、都営大江戸線の重要な駅の一つであり、周辺には多くの観光スポットや施設があります。築地市場の移転後も、駅名は変わらずに利用され続けています。

もう一度検索