勝どき駅

勝どき駅

勝どき駅は、東京都中央区勝どき二丁目にある、東京都交通局（都営地下鉄）大江戸線の駅です。駅番号はE17で、中央区の最南端に位置しています。大門駅務管理所門前仲町駅務区が管轄しており、駅業務は東京都営交通協力会に委託されています。

歴史

2000年（平成12年）12月12日：開業。
2003年（平成15年）7月11日：A2b出入口が利用開始。同時にA2出入口はA2a出入口に名称変更。
2007年（平成19年）3月18日：ICカード「PASMO」の利用が可能になる。
2010年（平成22年）12月1日：A4a出入口が利用開始。A4出入口はA4b出入口に名称変更。
2014年（平成26年）4月1日：駅業務が委託化される。
2017年（平成29年）12月16日：A3b出入口が利用開始。同時にA3出入口は一時閉鎖。
2019年（平成31年）2月11日：大門方面行きのホームが新設され、旧A3出入口がA3a出入口として再開。
2020年（令和2年）6月27日：新島橋方面改札の出口専用改札（現在のグランドマリーナ東京方面改札）が利用開始。
2023年（令和5年）8月31日：A5出入口が利用開始。

駅構造

単式ホーム2面2線を有する地下駅です。清澄通りと晴海通りの交差点直下に位置しています。開業当初は4箇所だった出入口は、増設により現在は8箇所となっています。特に、晴海方面への最寄りであるA2出入口（現在のA2a出入口）は、朝ラッシュ時の混雑が激しかったため、2003年にバイパスとしてA2b出入口が新設されました。このため、平日の7時から10時までは、A2a出入口が入口専用、A2b出入口が出口専用として運用されています。A2b出入口のエスカレーターは通常は上下1基ずつ稼働していますが、この時間帯は2基とも上り運転となります。

各ホームと改札口の間、およびA4b出入口・A5出入口にはエレベーターが設置されています。

混雑対策と大規模改修

利用者の増加に伴い、混雑緩和のための大規模な改良工事が行われました。従来の島式ホームの南側に外回り（大門・六本木方面）用のホームを増設し、従来のホームを内回り（両国・飯田橋方面）専用とすることで、ホームを分離。さらに、南北に分断されていたコンコースを繋ぎ、拡大しました。この改良工事は2010年度から始まり、2019年2月11日に新ホームが供用開始され、都営地下鉄では初の変則相対式ホーム構造となりました。地下1階と地上との出入口も新設され、エスカレーターの増設を含めた全ての工事は2020年6月に完了し、総事業費は160億円と見込まれています。

のりば

利用状況

2022年度の1日平均乗降人員は74,776人（乗車人員：37,346人、降車人員：37,430人）です。大江戸線内では新宿駅、大門駅に次いで第3位、都営地下鉄全線の単独駅では最も多い利用者数となっています。

開業当初に想定された1日平均乗車人員は約14,000人でしたが、周辺の晴海や勝どき地区での高層マンションやオフィスビルの大規模開発により、利用者が急増しました。特に2001年4月に晴海アイランドトリトンスクエアが開業すると、その最寄駅である勝どき駅の乗降人員は大きく増加し、開業から2年後の2002年度には6万人を超えました。平日朝のラッシュ時には、通勤客で非常に混雑するため、誘導警備員が配置され、動線確保が行われています。

駅周辺

勝どきサンスクェア
中央勝どき郵便局（2階）
乾汽船 本社
隅田川
勝鬨橋
晴海アイランドトリトンスクエア
山九ビル
山九 本社
江間忠ビル
公益財団法人 日本無線協会
晴海郵便局
晴海埠頭
HARUMI FLAG
THE TOKYO TOWERS
KACHIDOKI THE TOWER
DEUX TOURS CANAL&SPA（ドゥ・トゥール）
プラザ勝どき
グランドマリーナ東京
パークタワー勝どき
中央区立月島第一小学校
中央区立月島第二小学校
中央区立豊海小学校
東武ストア 勝どき店

バス路線

最寄りの停留所は、勝どき駅前、勝どき駅、勝どき橋南詰の3箇所です。

勝どき駅前

勝どき駅
日立自動車交通
江戸バス（中央区コミュニティバス）南循環：新島橋・豊海町経由 中央区役所行
勝どき橋南詰
都営バス
北行（銀座方面）
都03：銀座四丁目経由 四谷駅行
都04・都05-1・都05-2・都05-1出入・深夜13：銀座四丁目経由 東京駅丸の内南口行
業10：築地・銀座四丁目経由 新橋行
東15：明石町経由 東京駅八重洲口行
南行（晴海・豊洲方面）
都03：晴海五丁目ターミナル行
都05-1：晴海埠頭行
都05-2・深夜13：新豊洲駅経由 有明一丁目・東京ビッグサイト行
都05-1出入・東15：豊洲駅経由 深川車庫行
業10：豊洲駅・菊川駅経由 とうきょうスカイツリー駅行

その他

かつて、駅名標の下に「晴海トリトンスクエア前」という副名称板が掲示され、駅到着時には「60のショップ&レストラン 晴海トリトンスクエア」という案内放送が行われていましたが、2010年初頭にこれらの表示は消去されました。

かつて、ゆりかもめ東京臨海新交通臨海線が豊洲駅から当駅まで延伸する計画があり、大江戸線の駅の大規模改良工事では、ゆりかもめの駅新設を考慮した構造が採用されました。しかし、その後、東京BRTの整備や都心部・臨海地域地下鉄構想が浮上したため、延伸計画は事実上凍結されています。ただし、都心部・臨海地域地下鉄は勝どき付近への駅設置が想定されています。

都市計画において、駅上部には晴海通りアンダーパス、下部には首都高速10号晴海線の建設が予定されており、それらの計画を見越した設計になっています。コンコースが南北に分断されていたのもこのアンダーパス計画のためでしたが、大規模改良工事でコンコースは接続されました。

隣の駅

東京都交通局（都営地下鉄）
都営大江戸線
月島駅 (E 16) - 勝どき駅 (E 17) - 築地市場駅 (E 18)

脚注

出典

東京都統計年鑑
東京都交通局 各駅乗降人員

関連項目

日本の[[鉄道駅]]一覧

外部リンク

* 勝どき駅 | 都営地下鉄 | 東京都交通局

もう一度検索