金町

金町（かなまち）

金町は、東京都葛飾区の北西部に位置する地名です。現行行政地名としては金町一丁目から六丁目があります。金町駅を中心に、住宅地や商店街が広がる地域です。

金町の範囲

金町という地名は、狭義には現在の金町一丁目から六丁目を指しますが、広義には住居表示実施前の金町全体、つまり金町と東金町を合わせたエリアを指すことがあります。

地理

金町は葛飾区の北西部に位置し、北は東金町、東は江戸川を挟んで千葉県松戸市、南は金町浄水場や柴又、西は新宿に隣接しています。土地のほとんどが市街地と住宅地で占められています。

地価

金町の住宅地の地価は、2024年1月1日の公示地価によれば、1平方メートルあたり36万円から37万1000円となっています。

歴史

金町は、かつて金町郷と呼ばれ、下総国香取神宮領の中心地として栄えました。古利根川沿いの鎌倉街道に面した町屋が形成され、中世には葛西神社が香取神宮造営の役所を務めたという記録も残っています。

江戸時代初期には、水戸道中の要所として金町松戸御関所が設けられ、江戸幕府の防備上の役割を果たしました。また、東海道・奥州道中に次ぐ交通量があり、宿場として重要な役割を担っていました。

沿革

1869年（明治2年）：廃藩置県により小菅県に属する金町村となる
1871年（明治4年）：東京府に編入され、東京府管下第十一大区四小区金町村となる
1889年（明治22年）：町村制施行により、金町村と柴又村が合併し、金町村が発足
1925年（大正14年）：金町村が町制施行し、金町となる
1932年（昭和7年）：東京市に編入され、葛飾区金町となる
1943年（昭和18年）：東京都制施行により、東京都葛飾区金町となる
1966年（昭和41年）：住居表示実施により、金町が金町と東金町に分割される

地名の由来

金町という地名の由来は定かではありませんが、1300年代には既に史料にその名が見られます。現在の金町は、旧南葛飾郡金町（金町村）の名称を引き継いでいます。

人口

2023年1月1日現在の世帯数と人口は以下の通りです。（東京都発表）
世帯数：データなし
人口：データなし

学区

金町にお住まいの方が区立小・中学校に通う場合の学区は以下の通りです。（2021年4月時点）
小学校：データなし
中学校：データなし

交通

鉄道

JR東日本 常磐緩行線：金町駅
京成電鉄 京成金町線：京成金町駅

バス

金町駅北口と南口にバスターミナルがあり、都営バス、京成バス、東武バスセントラル、京成タウンバス、マイスカイ交通、日立自動車交通などの路線が利用できます。

道路

国道6号（水戸街道）
東京都道307号王子金町江戸川線
東京都道451号江戸川堤防線
東京都道471号金町線

施設

金町消防署
葛飾区福祉事務所
金町公園
葛飾区立中央図書館
葛飾新宿郵便局
偕和會館

教育機関

葛飾区立金町小学校
葛飾区立柴原小学校
葛飾区立末広小学校
葛飾区立常盤中学校
東京都立葛飾特別支援学校

史跡・寺社

葛西神社
金蓮院
半田稲荷神社
貞林院瑞正寺
霊通寺
常光寺
信養寺
東江寺
光増寺
観蔵寺
* 金町関所跡碑

伝統野菜

金町小蕪（江戸野菜）

その他

郵便番号：125-0042（集配局：葛飾新宿郵便局）

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