高田本山駅

高田本山駅について

高田本山駅（たかだほんざんえき）は、三重県津市の一身田平野に位置する近畿日本鉄道（近鉄）名古屋線の駅です。この駅は、近鉄名古屋線の駅番号E37を持ち、地域の交通の要所となっています。

歴史の概要

この駅の歴史は1915年9月10日に始まり、当初は伊勢鉄道の一身田町駅として開業しました。当初の場所は国鉄伊勢線の東一身田駅から南へ約200メートルの距離にありました。その後、1917年1月1日には一身田町 - 江戸橋 - 津市（後の部田）間が延伸され、途中駅となります。

1918年には高田本山駅に改名され、1926年に伊勢電気鉄道の駅へと社名が変更されます。1936年には参宮急行電鉄に合併され、1941年には大阪電気軌道と合併、結局1944年には現在の近畿日本鉄道の駅となりました。1975年には駅が移設され、2007年からはPiTaPaカードが利用可能となり、2013年には終日無人駅となりました。

駅の構造と設備

高田本山駅は、相対式ホームを2面持ち、2線が配備されている地上駅です。ホームの有効長は4両分であり、1番ホームと2番ホームは構内踏切でつながっています。また、駅舎は2番ホームの四日市寄りに位置しています。駅の便所は改札内にあり、水洗式となっていて男女別です。この駅は津駅が管理しており、無人駅ですが、PiTaPaやICOCAなどに対応する自動改札機と自動精算機が設置されています。

乗降人員の推移

近年の高田本山駅の1日あたりの乗降人員を以下に示します。

• - 2024年11月12日: 1,216人
• - 2023年11月7日: 1,269人
• - 2022年11月8日: 1,288人
• - 2021年11月9日: 1,343人
• - 2018年11月13日: 1,851人
• - 2015年11月10日: 2,093人
• - 2012年11月13日: 1,829人
• - 2010年11月9日: 1,961人
• - 2008年11月18日: 2,178人
• - 2005年11月8日: 2,399人

このデータからも、乗降人員の傾向を把握することができ、地域の交通状況が一目瞭然です。

駅周辺の環境

高田本山駅は志登茂川の南側に位置しており、駅名の由来でもある専修寺の別称「高田本山」が駅名に冠されていますが、専修寺へはJR紀勢本線の一身田駅が最寄りです。この駅と専修寺の間は約1.4キロメートルの距離があります。

また、高田中学校・高等学校や高田短期大学も駅の西側に位置していますが、これらの教育機関は多少距離があります。駅の南側には「志登茂園団地」と呼ばれる住宅街が広がっており、日常的な生活に便利な環境と言えるでしょう。

その他の情報

2010年12月中旬には、当駅で江口洋介が主演する『鉄道捜査官 伊勢鉄道引き返せない単線列車からの脱出トリック』のロケが行われました。

隣の駅

高田本山駅の隣には白塚駅（E36）があり、急行列車は通過しますが、普通列車は停車します。

高田本山駅は、歴史ある場所であるとともに近代的な設備も備えた、地域の交通にとって欠かせない存在です。

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