鴨方駅

鴨方駅

鴨方駅は、岡山県浅口市鴨方町六条院中に位置する、西日本旅客鉄道（JR西日本）山陽本線の駅です。駅番号はJR-W09で、浅口市の中心駅として機能しています。

歴史

1891年（明治24年）に開業した鴨方駅は、当初、浅口郡六条院村に位置していました。駅名が「鴨方」となったのは、当初の計画では鴨方村に駅を建設予定だったものの、地元住民の誘致合戦や反対運動の結果、六条院村に建設されることになり、その代わりに当時、比較的名の知れていた「鴨方」を駅名とすることで決着したという経緯があります。

年表

1891年（明治24年）7月14日：山陽鉄道の倉敷駅 - 笠岡駅間開通時に開業。旅客・貨物の取り扱いを開始。
1906年（明治39年）12月1日：山陽鉄道が国有化され、国鉄の駅となる。
1909年（明治42年）10月12日：国有鉄道線路名称制定により、山陽本線所属となる。
1923年（大正12年）
4月：金光駅 - 当駅間が複線化。
9月：当駅 - 里庄駅間が複線化。
1949年（昭和24年）：公共企業体「日本国有鉄道」が発足。
1959年（昭和34年）3月：栗山精麦専用線が竣工。
1961年（昭和36年）10月：倉敷駅 - 三原駅間が電化。
1962年（昭和37年）10月24日：昭和天皇と香淳皇后が竹林寺天文台へ行幸啓のため、特別列車で当駅に下車。
1971年（昭和46年）
8月：手小荷物扱いを廃止。
11月16日：貨物扱いを廃止。
1986年（昭和61年）：みどりの窓口営業を開始。
1987年（昭和62年）4月1日：国鉄分割民営化に伴い、西日本旅客鉄道（JR西日本）の駅となる。
2007年（平成19年）9月1日：ICカード「ICOCA」が利用可能となる。
2011年（平成23年）3月26日：橋上駅舎が完成し、使用開始。
2013年（平成25年）12月21日：鴨方駅南横断歩道橋が開通。
2019年（平成31年）3月16日：朝に上り2本のみ停車していた快速「サンライナー」が普通列車に変更となり、「サンライナー」の停車駅から外れる。
2016年（平成28年）：CTC化に伴い改札口とホームに新設されたLED式発車標使用開始。
2020年（令和2年）
4月10日：みどりの窓口の営業を終了。
4月11日：終日無人駅となる。
9月：駅ナンバリングが導入され、使用開始。

駅構造

鴨方駅は、島式ホーム1面2線を有する地上駅で、橋上駅舎を備えています。改札口は1ヶ所のみです。かつては複合型2面3線の構造でしたが、橋上駅舎化工事の際にホームが改修され、現在の形になりました。無人駅ですが、ICOCAが利用可能で、みどりの券売機が設置されています。

のりば

利用状況

近年の1日平均乗車人員の推移は以下の通りです。

（データは省略）

駅周辺

鴨方駅の周辺には、以下の施設があります。

浅口市役所
浅口市立六条院小学校
おかやま山陽高等学校
岡山自動車大学校
天満屋ハピータウン鴨方店
マルナカ鴨方店
ナンバ鴨方店
エディオン鴨方店
鴨方郵便局
中国銀行鴨方支店
明王院
国道2号
岡山県道194号鴨方停車場線

また、駅からは浅口ふれあい号というバス路線が利用できます。

隣の駅

西日本旅客鉄道（JR西日本）

山陽本線

金光駅 (JR-W08) - 鴨方駅 (JR-W09) - 里庄駅 (JR-W10)

参考文献

太田健一『井原・笠岡・浅口今昔写真集』樹林舎、2014年11月17日。ISBN 978-4-902731-73-6。
教育学部社会科教室内地域研究会『歴史的町鴨方の変貌 - 陣屋町から近郊住宅地へ』岡山大学〈歴史研究 第29集〉、1987年2月1日。

関連項目

日本の[[鉄道駅一覧]]

外部リンク

鴨方駅｜駅情報：JRおでかけネット

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