ずべ公番長 ざんげの値打もない

映画『ずべ公番長 ざんげの値打もない』解説

『ずべ公番長 ざんげの値打もない』は、1971年に公開された東映製作のアクション映画で、「ずべ公番長シリーズ」の第4作にあたります。監督は山口和彦、主演は大信田礼子が務めています。

あらすじ

物語は、赤城学園を出所したリカが、かつての知り合いであるみどりの父親が経営する自動車修理工場で働き始めることから展開します。しかし、みどりの同棲相手である浜田が借金を抱えており、そのことが原因で暴力団の大矢組が工場に嫌がらせを仕掛けてきます。そんな中、リカは旧友の長子らと再会を果たし、かつての仲間であるマリが、夫の治療費を工面するためにヌードスタジオで働いていることを知ります。

大矢は浜田の借金を取り立てようとしますが失敗し、みどりを人質にするも、村木に取り返されてしまいます。その後、大矢は引退を考えていた圭一に最後の仕事として村木を襲撃させ、殺害します。この事実を知ったリカは、みどりや仲間たち、そして圭一の弟である竜二と共に、大矢組への反撃を決意します。

キャスト

リカ：大信田礼子
マリ：賀川雪絵
長子：橘ますみ
センミツ：集三枝子
おゆき：市地洋子
ツナオ：左とん平
村木鉄五郎：伴淳三郎
みどり：片山由美子
荒井圭一：中谷一郎
荒井竜二：渡瀬恒彦
大矢松造：金子信雄
青田：永山一夫
尾仁屋：南利明
浜田：滝俊介
ひろ子：円山理映子
ラーメン屋のトラ：笠置シヅ子
園長：山田禅二
間志目：大泉滉
ゴーゴークラブの歌手：北原ミレイ
マリの父：河合絃司
マリの母：山本緑
風俗の客：東八郎

スタッフ

監督：山口和彦
脚本：宮下教雄、山口和彦
企画：吉峰甲子夫、高村賢治
撮影：仲沢半次郎
音楽：津島利章
美術：藤田博
編集：長沢嘉樹
録音：長井修堂
スチル：藤井善男
照明：元持秀雄
助監督：深町秀煕

主題歌・挿入歌

主題歌：「ざんげの値打ちもない」 歌：北原ミレイ、作詞：阿久悠／作曲：村井邦彦
挿入歌：「棄てるものがあるうちはいい」 歌：北原ミレイ、作詞：阿久悠／作曲：村井邦彦

映像ソフト

2008年8月8日に東映ビデオよりDVDが発売されました。

同時上映

『日本侠客伝 刃』
脚本：笠原和夫 / 監督：小沢茂弘 / 主演：高倉健
『日本侠客伝シリーズ』第11作にして最終作。

外部リンク

* ずべ公番長 ざんげの値打もない - MOVIE WALKER PRESS



この映画は、アクションシーンに加え、女性同士の友情や、社会の不条理に立ち向かう姿を描いた作品として、多くの観客に支持されています。

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