つきざわけんじとは？意味をやさしく解説

月澤憲司（つきざわけんじ、本名：月澤憲司）は、和歌山県出身の日本のテレビ演出家、クリエイティブディレクターです。株式会社MEN'Sに所属し、数々の人気番組を手掛けています。

概要

月澤氏の演出の特徴は、独特の映像センスと、個性的なテロップの使い方にあります。自然の情景と映像を合成する効果や、マスクキー合成を駆使した映像編集は、見る人の目を引きつけます。また、テロップには、隷書体（曽蘭隷書体）、楷書体（織田特太楷書）、創英角ポップ体、麗雅宋、綜藝体、極太明朝体など、特徴的な書体を使用し、番組の個性を際立たせています。

また、番組構成にも独自のこだわりがあります。一般的な番組とは異なり、撮影順序にこだわらず、インパクトのある場面や面白い内容を番組の前半に持ってきて、視聴者の興味を引きつけ、ザッピングを防ぐ手法を用いています。バラエティー番組において、オープニングタイトル前にアバンを2～3分見せる手法を1990年前後にほぼ毎週使用したのは、月澤氏が最初であると言われています。この手法は、『北野ファンクラブ』、『ビートたけしのつくり方』、『秋元流』、『たまにはキンゴロー』シリーズなどで多く見られました。

ビートたけし、高田文夫、和田アキ子など、各界の著名人からの信頼も厚く、イーストや日本テレワーク、ホリプロが制作する番組に多く携わっています。特にビートたけしとは、『北野ファンクラブ』から『ビートたけしの21世紀毒談』まで、20年以上にわたり数々の番組を制作してきました。彼の演出する番組には、槇大輔やバッキー木場がナレーターとして起用されることが多いのも特徴です。

青山学院大学卒業で、「桑田佳祐の先輩」であることも知られています。『ビートたけしのつくり方』や『北野ファンクラブ』シリーズで共に制作していたイーストの吉田宏プロデューサーは、月澤氏がテレビ業界に入る前に居酒屋でアルバイトをしていた時の仲間でした。月澤氏と吉田氏の笑い声は非常に特徴的で、番組内でもよく聞こえてきます。

主に深夜番組などの演出を担当することが多く、制作費の少ない番組では、演出だけでなく構成も兼務することがあります。バラエティー番組だけでなく、映画公開前の番宣情報番組などにも携わっています。

主な担当番組

おはようスタジオ（テレビ東京）
遊行見聞録（テレビ朝日）
北野ファンクラブ（フジテレビ）
すばらしき仲間II（中部日本放送）
会議中ですよ!?（テレビ東京）
秋元流（日本テレビ）
Still Life（日本テレビ）
たまにはキンゴロー（フジテレビ）
夜鳴き弁天（フジテレビ）
ピロピロ（フジテレビ）
じゃぱん（フジテレビ）
風まかせ新・諸国漫遊記（フジテレビ）
ビートたけしのつくり方（フジテレビ）
たけし大全集'94 たけしが愛した101人（フジテレビ）
金曜ロードショー（日本テレビ）※水野晴郎解説ブロック
チャンネル99（テレビ朝日）
NEWSモーニングJAM（テレビ東京）
IT'sアクセス（テレビ東京）
次世代の笑いポスト1&2（フジテレビ）
親知らずバラエティー天使の仮面!!（朝日放送）
SOUND STORM　ジブリがいっぱいジブリ（日本テレビ）
北野富士（フジテレビ）
リュック・ベッソンの世界（日本テレビ）
世界の北野、足立区のたけし（フジテレビ）
潜入!24時間（テレビ朝日）
ザ・スーパーサンデー（テレビ朝日）
ジャッキー・チェン　映画レッド・ブロンクス特番（フジテレビ）
チャンネル北野（CS北野チャンネル → CSフジテレビ721 → CSフジテレビONE TWO NEXT）
自分クイズ、自分クイズ2001（フジテレビ）
爆笑問題の平均王決定戦（フジテレビ）
ウォーキングwithダイナソー〜驚異の恐竜王国（テレビ朝日）
JAPAN DRAMAWARS（テレビ朝日）
東京ZOO（フジテレビ）
アッコとマチャミの新型テレビ（福岡放送）
女優魂（中京テレビ）
24ピース（TBS）
ビートたけし原作「浅草キッド」の特別な番組。（スカイパーフェクTV!）
私が好きな日本映画（スカパー日本[[映画専門チャンネル]]）

つきざわけんじ

概要

主な担当番組

関連項目