バスセンター前駅

バスセンター前駅 (T10)

バスセンター前駅は、札幌市中央区南1条東4丁目にある札幌市営地下鉄東西線の駅です。駅番号はT10です。

歴史

1975年（昭和50年）
4月1日：大通バスセンターが仮使用を開始（待合室のみ）。
6月30日：大通バスセンターが開業し、バスの乗り入れが開始。
1976年（昭和51年）6月10日：琴似駅 - 白石駅間の開業に伴い、バスセンター前駅が設置。
2008年（平成20年）
4月：エレベーターが設置され、供用開始。
12月4日：可動式ホーム柵が稼働開始。
2019年（平成31年）1月：コンコースの吊り下げ電照標識（サイン）が更新。

駅構造

駅は南大通の下にあり、地下歩道とホームがこの通り沿いに東西に伸びています。出入口は10ヶ所あり、東西端の出入口間の距離は約500メートルです。西側の出口はバスセンタービルの中にあります。地下歩道は西の大通駅まで繋がっています。

ホームは1面2線の島式で、改札は西・中央・東の3ヶ所にあります。駅名とは異なり、ホーム出口からバスセンターまでの距離は比較的長く、東豊線・大通駅から歩いても所要時間はあまり変わりません。

札幌市営地下鉄の島式ホームの駅では最後にエレベーターが設置されました（2008年3月完成、同年4月から供用開始）。エレベーターは、ホームと中央改札口の間、コンコースと地上の間（9番出口）にそれぞれ1基ずつ設置されています。これに合わせて、男子トイレと女子トイレの間に身障者用トイレが新設されました。

大通バスセンタービルに直結しており、隣の大通駅とは地下歩道・さっぽろ地下街オーロラタウン経由で繋がっています。大通駅からさっぽろ地下街ポールタウン経由で南北線・すすきの駅へも地下を通って行くことができます。2011年3月12日に札幌駅前通地下歩行空間が開通し、さっぽろ駅へも地下を通って行くことができ、JR札幌駅にもさっぽろ駅からアピア経由で行くことが可能です。

白石方面には、豊平川の異常出水時にホームへの浸水を防ぐための防水扉が設けられています。

のりば

利用状況

札幌市交通局によると、2020年度の1日平均乗車人員は7,810人でした。

駅周辺

大通バスセンター、北海道電力（ほくでん）本社ビルと地下通路で直結しています。周辺は北海道電力をはじめとする業務ビルが多いですが、東に行くと住宅も多くなります。駅の西には創成川を挟んでさっぽろテレビ塔が立っており、その西方には大通公園が広がっています。東側の出入口からは、豊平川に架かる一条大橋が近いです。

札幌市立中央小学校
札幌市中央体育館
500m美術館
サッポロファクトリー
旧永山武四郎邸
国道12号・国道5号
さっぽろテレビ塔
二条市場
北海道神宮頓宮
中央警察署北一条東交番
札幌南一条東郵便局
三菱UFJ銀行札幌支店・札幌中央支店
北洋銀行札幌東支店
留萌信用金庫札幌中央支店
北門信用金庫 札幌支店
大通バスセンタービル
北海道中央バス札幌ターミナル
北海道電力本社
北海道新聞社
テレビ北海道
中央区東・東北まちづくりセンター
東1丁目劇場施設
千歳鶴酒ミュージアム
北海道神宮頓宮
BLOCH
大通バスセンター

大通バスセンター

札幌市中央区南1条東1丁目に駅直結の大通バスセンター（正式名称：大通バスターミナル）があります。停留所名は、一般路線バスは「バスセンター」、北都交通と宗谷バスは「大通バスセンター」、北海道バスは「大通バスセンター前」となっています。

1976年（昭和51年）6月10日に全面供用開始しました。乗り場は1階と地下に分かれており、トイレのある中地下階で結ばれています。バスセンター1号館1階には北都交通の案内・発券窓口および待合所が設置されています（バスセンター2号館の地上部にはターミナル機能はありません）。1階待合所付近の道路上にもバス停が設けられています。2021年（令和3年）12月の平日1日あたり、スクールバス等の非公示便を除く発着便数はバスセンター内乗り場と路上停留所を合わせて348便（感染症流行による一時運休便を含む）でした。

地下のりばにはバス発車案内装置が設置されており、バスがのりばに停車している間は乗車口上の「発車」ランプが点灯し、自動放送が流れます。各のりばの乗車口には自動ドアがあり、バスがのりばに停車している間のみドアが開くようになっています。また、在庫表示装置、バス営業所から直接案内放送を流すことができる遠隔放送装置が設置されています。

バスセンター1階の乗り場は札幌市営バスが中心に乗り入れていましたが、地下鉄延伸に伴う路線再編の影響で減少し、一時は地上乗り場に発着するバスが存在しない時期もありました。現在は地上のりばは各都市間バスのみが発着しており、バス通路を挟んで向かいに北都交通の窓口および待合所を設置して運用しています。地上乗り場のスペースの一部は改装され、セイコーマートの店舗となっています。地下階の乗り場も8レーンまで存在しましたが、フロアの半分ほどは閉鎖されており、立ち入り禁止となっています。

2019年、札幌市は施設の老朽化や他のバスターミナルの再整備などから、大通バスセンターの廃止を検討し始めました。

バスのりば

2023年（令和5年）10月1日現在の情報です。詳細は各事業者（営業所・路線）の記事を参照してください。

地下1番のりば
北海道中央バス 札幌東営業所
東3 苗穂線：東営業所
東6 札苗線：豊畑（・モエレ沼公園：夏期）、豊畑東
地下2番のりば
北海道中央バス 札幌北営業所
東17 北光線：北49条東3丁目
ジェイ・アール北海道バス 空知線
5・バ5 米里線：白陵高校前
1階のりば
北都交通・根室交通
オーロラ号：根室市（直行 / 厚床駅・根室駅・根室交通営業所）
宗谷バス・北都交通
特急わっかない号：稚内市（稚内駅・稚内フェリーターミナル）
宗谷バス
特急えさし号：枝幸町（美深・音威子府駅・歌登・枝幸ターミナル）
路上 3番出入口側
北海道中央バス 札幌東営業所
循環88 サッポロビール園・ファクトリー線：サッポロビール園
ジェイ・アール北海道バス 空知線
5 米里線：札幌駅前
路上 バスセンタービル1号館北側
北海道バス
函館特急ニュースター号：函館市（新函館北斗駅・函館駅・湯の川温泉）
帯広特急ニュースター号：帯広市（直行 / 芽室駅・帯広駅・帯広営業所）
釧路特急ニュースター号：釧路市（大楽毛駅・釧路駅・釧路車庫）
北見特急ニュースター号：北見市（北見駅前・東武イーストモール端野店前）

その他

駅スタンプはバスセンター前駅のイニシャルBの中に二条市場が描かれています。
「バスセンター(Bus Center)」という表現は和製英語であり、英語圏では通用しにくいです。英語圏における一般的な表現は Bus Terminal（米）、もしくは Coach Station（英）です。
札幌市営地下鉄の駅名では、表記文字数が7文字と最も多く、なおかつ、唯一カタカナを使用している駅です。

隣の駅

札幌市営地下鉄

東西線
大通駅 (T09) - バスセンター前駅 (T10) - 菊水駅 (T11)

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