フラルキ区

フラルキ区（富拉爾基区）

フラルキ区は、中華人民共和国黒竜江省チチハル市に位置する市轄区です。かつては全国で156箇所が開発された「一五計画」の一つとして、北鋼や電廠（発電所）など3つの建設プロジェクトに投資が行われました。以降50年以上にわたり、フラルキ区は重機械、特殊鋼、電力、石炭工業、紡織、建材などの産業が発展し、中国北部の重要な工業拠点となっています。

地理

フラルキ区はチチハル市の中心市街から37km南西に位置し、嫩江（のんこう）の西岸に広がっています。

歴史

フラルキという地名は、ダウール語で「赤い岸」を意味する「フラン・エルギ（呼蘭額日格）」が転訛したものです。清朝初期に集落が形成され、チチガル副都統の管轄下に置かれました。清朝末期に東清鉄道が開通すると、富拉爾基駅が設置され、都市としての発展が始まりました。1926年には人口が1,800人に達し、竜江県の管轄となりました。満洲国時代には、富拉爾基堡、後に富拉爾基村が設置されました。

1946年6月、竜江県政府が富拉爾基区を設置し、後に第一区と改称され、竜江県の県治が置かれました。1954年10月にチチハル市に移管され、富拉爾基区と改編されました。

民族

フラルキ区には、漢族、ダウール族、回族、満族、朝鮮族など16の民族が居住しています。

行政区画

フラルキ区は、以下の8街道、1郷、1民族郷を管轄しています。

街道弁事処: 紅岸街道、沿江街道、電力街道、幸福街道、紅宝石街道、北興街道、鉄北街道、和平街道
郷: 長青郷
民族郷: ドゥルメンチン・ダウール族郷（杜爾門沁達斡爾族郷）

経済

フラルキ区は、豊富な鉱産資源を背景に、多くの中・大規模企業が登記されています。中国第一重型機械集団有限責任公司、富拉爾基発電総廠、北満特鋼、黒化集団などが区内に拠点を置いています。

交通

鉄道

中国国家鉄路集団
中国鉄路ハルビン局集団公司
浜洲線：（ハルビン方面）- フラルキ駅 - 虎爾虎拉駅 -（満洲里方面）

道路

省道
302省道
県道
043号県道
044号県道

健康・医療・衛生

チチハル医学院第一附属医院
チチハル市フラルキ区中医医院
チチハル市フラルキ区婦幼保健站

関連項目

酸菜
ハルビンビール
東北菜
[アムール川]
松花江
松嫩平原
小興安嶺山脈
亜寒帯冬季少雨気候
闖関東
内満洲
外満洲
アイグン条約（ネルチンスク条約）
北京条約
大連市を除く'>[在瀋陽日本国総領事館]]（管轄区域：遼寧省]・[[吉林省・黒竜江省）

外部リンク

* 富拉爾基区人民政府HP(中文)

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