ヘブンスそのはらSNOW WORLD

ヘブンスそのはらSNOW WORLD

ヘブンスそのはらSNOW WORLDは、長野県下伊那郡阿智村に位置するスキー場です。通称「ヘブンスそのはら」として親しまれており、冬季だけでなく通年で営業しています。冬季以外は「富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら」という名称で、ロープウェイをメインとした施設運営を行っています。

特徴

このスキー場の最大の特徴は、開業当初からスキーヤー専用であることです。スノーボーダーの利用はできず、スキーヤーにとっては安心して滑走できる環境が整っています。公式ウェブサイトでも、この点が強調されています。

ゲレンデへは、麓から「富士見台高原ロープウェイ」を利用してアクセスします。このロープウェイは通年で運行しており、スキーシーズン以外にも高原の景色を楽しむことができます。

沿革

1996年（平成8年）8月8日：阿智村などが出資する第三セクター、阿智総合開発株式会社によって開業しました。
2006年（平成18年）：ジェイ・マウンテンズ・グループ株式会社が買収し、スキー場再生事業を開始しました。
2012年（平成24年）：「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」を開始。夜間の星空観賞ツアーが人気を博しています。
2019年（令和元年）5月11日：「同時に天体観測を行った最多人数」として2640人のギネス世界記録を更新しました。

冬季営業

コース

コースの詳細は公式サイトで確認できますが、初心者から上級者まで楽しめる多彩なコースが用意されています。

初心者向け: エンジェルコース、ミルキーコース、りんどうコース
中上級者向け: パノラマコース
上級者向け: トリッキーサウスコース
その他: スノーシューコース（いわなの森スノーシュー、富士見台高原スノーシュー）

また、キッズワールドでは、そりや雪遊び専用のエリアも用意されています。

星空ナイトツアー

2012年から始まった「天空の楽園 日本一の星空ナイトツアー」は、夜間の星空観測を楽しむことができる有料ツアーです。スキー場の冬季営業期間中にも開催されており、ゲレンデで満天の星空を眺めることができます。

リフト

ロープウェイ（ゴンドラ）
全長：2549メートル
高低差：611メートル
最大勾配：34度8分
走行方式：単線自動循環式
ゴンドラメーカー：CWA
定員：12人（立ち乗り）

リフト
高速クワッドリフト：1基
第2クワッドリフト(635m、206m)
ペアリフト：3基
第3ペアリフト(465m、157m)
第4ペアリフト(290m、35m)
第6ペアリフト(85m、25m)
第7ペアリフト(219m、102m)

富士見台高原ロープウェイを含む一部のリフトは、通年で運行しています。また、第1リフトと第5リフトは計画のみで建設されていません。

施設

ロープウェイ山麓駅: 普通車約2000台分の駐車場があります。
レンタル受付
更衣室・ロッカー
リフト券売所
売店
トイレ
マウンテンロッジ: レストラン、スクール受付、ロッカー、売店、トイレ、授乳室があります。
センターハウス: レストラン（300席）、パトロール・救護室、リフト券売所、ロッカー、トイレがあります。

設計者

スキー場の開設に尽力した陰の功労者は、飯田市在住の山縣淳一氏です。元飯田スキークラブ会長である山縣氏は、スキー場の基本計画からコース設計、リフトの配置計画、設備選定まで、ほぼすべてを一人で担当しました。開業後もスキー場の運営基盤整備に貢献し、その後引退されました。

アクセス

路線バスはスキー場内には乗り入れていないため、以下の交通手段を利用する必要があります。

自動車

中央[[自動車道]] 園原IC（名古屋方面から）：約5分（2.8km）
中央[[自動車道]] 飯田山本IC（諏訪・東京方面から）：約20分（14km）

高速バス

中央道高速バス（名鉄バスセンター - 飯田駅）：園原バス停から送迎バス（無料、冬季は運休）を利用（高速バス予約者のみ）

その他

昼神温泉から無料送迎バス：約30分（冬季は運休、昼神温泉宿泊者のみ）
かつては、上諏訪駅と温泉間を結ぶ有料送迎バスが運行していました。
JR飯田線飯田駅からタクシー：約40分

関連項目

恵那山
富士見台高原
園原
花桃の里 月川温泉郷
木曽山脈
日本のスキー場一覧

外部リンク

富士見台高原ロープウェイ ヘブンスそのはら
ヘブンスそのはら【公式】 (@heavens_v_v) - X（旧Twitter）
ヘブンスそのはらsnow world (mtheavens) - Facebook

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