ポーターラーム駅
ポーターラーム駅(
タイ語: สถานีรถไฟโพธาราม)は、
タイ王国中部の
ラーチャブリー県ポーターラーム郡に位置する、
タイ国有鉄道南本線の駅です。この駅は、ポーターラーム郡の中心部に位置し、約14万人が暮らす地域の交通を支えています。
概要
駅の西側には
市街地が広がり、そこから約300
メートルほどの場所には
メークローン川が流れています。ポーターラーム駅は三等駅として運営されており、1日に12本(6往復)の列車が発着します。内訳としては、
快速列車が1往復、
普通列車が5往復となっています。
バンコク方面から当駅へ向かう列車は、
トンブリー駅とクルンテープ駅の2つの駅からの出発となるため注意が必要です。クルンテープ駅から
快速列車を利用した場合、所要時間は約2時間30
分です。
歴史
タイ国有鉄道南本線は、東
北本線、
北本線に次いで3番目に建設された幹線です。
1899年に工事が開始されました。
南本線は、他の2路線とは異なり、建設当初から1,000mmの
軌間を採用しています。(東
北本線と
北本線は当初1,435mmの
標準軌間で建設されましたが、後に1,000mm
軌間に
改軌されました。)
ポーターラーム駅は、
1903年6月19日に旧
トンブリー駅とペッチャブリー駅間の開業に伴い、営業を開始しました。
1903年6月19日:旧
トンブリー駅 - ペッチャブリー駅間(150.49km)が開業し、当駅も開業。
駅構造
ポーターラーム駅は、相対式ホーム2面2線を有する
地上駅です。駅舎は地平にあり、ホームに面しています。
駅周辺
駅の周辺には、
市街地や
メークローン川が位置しています。
参考文献
岡本和之 『タイ鉄道旅行』 (めこん、1993年)ISBN 4-8396-0080-5
柿崎一郎 『王国の鉄路 タイ鉄道の歴史』 (京都大学学術出版会、2010年)ISBN 978-4-87698-848-8
渡邉乙弘 『タイ国鉄4000キロの旅』 (文芸社、2013年)ISBN 978-4-286-13041-5
関連項目
タイの
鉄道駅一覧
タイ国有鉄道
*
タイ国有鉄道南本線