ロイ・メイヤー

ロイ・メイヤー

ロイ・メイヤー（Roy Meyer、1991年6月4日 - ）は、オランダの北ブラバント州ブレダ出身の柔道選手です。階級は100kg超級。身長は186cm。

人物

幼少期に柔道を始めましたが、ADHD（注意欠陥・多動性障害）を患っていたため、落ち着かない日々を送っていました。しかし、17歳の時に精神世界に関する本を読み、感銘を受けたことがきっかけで人生を変える決意をし、ADHDを克服していきました。

主な戦績

2010年 - ヨーロッパジュニア　優勝
2010年 - 世界ジュニア　3位
2012年 - U23ヨーロッパ選手権　優勝
2013年 - ヨーロッパオープン・タリン　3位
2013年 - グランプリ・アブダビ　2位
2014年 - ヨーロッパオープン・ソフィア　優勝
2014年 - ヨーロッパ選手権　7位
2014年 - 世界選手権　5位
2014年 - グランプリ・ザグレブ　優勝
2014年 - グランドスラム・アブダビ　3位
2014年 - グランプリ・青島　3位
2015年 - グランプリ・ザグレブ　3位
2015年 - グランドスラム・バクー　2位
2015年 - ワールドマスターズ　3位
2015年 - グランドスラム・パリ　3位
2015年 - グランプリ・チェジュ　3位
2016年 - グランドスラム・パリ　3位
2016年 - グランプリ・トビリシ　2位
2016年 - グランドスラム・バクー　2位
2016年 - ワールドマスターズ　3位
2016年 - リオデジャネイロオリンピック 7位
2017年 - ヨーロッパ選手権　3位
2017年 - グランプリ・ハーグ 優勝
2018年 - グランプリ・ブダペスト　3位
2018年 - グランプリ・ハーグ　3位
2019年 - グランプリ・トビリシ　3位
2019年 - グランプリ・アンタルヤ　優勝
2019年 - グランプリ・ザグレブ　5位
2019年 - 世界選手権　3位
2019年 -　グランドスラム・アブダビ　優勝
2021年 -　ヨーロッパ選手権　5位
2021年 -　世界選手権　3位
2022年 -　ヨーロッパ選手権　3位
2022年 -　グランドスラム・ウランバートル　2位
2023年 -　グランドスラム・アンタルヤ　2位
2023年 -　世界団体　3位

詳細

2010年にはヨーロッパジュニア100kg超級で優勝、世界ジュニアでは3位入賞を果たしました。2012年にはU23ヨーロッパ選手権でも優勝しています。2014年の世界選手権では5位に入賞しました。

2015年には、世界ランク上位選手が集まるワールドマスターズで3位に入りました。しかし、世界選手権では初戦でルーマニアのダニエル・ナテアに一本負けを喫しました。

2016年のグランドスラム・パリでは、準々決勝で日本の原沢久喜に横四方固で敗れましたが、3位決定戦では同じく日本の七戸龍を大内刈の有効で破り、3位となりました。リオデジャネイロオリンピックでは7位という結果でした。

2019年に東京で開催された世界選手権では、準々決勝でリオデジャネイロオリンピック100kg級金メダリストであるルカシュ・クルパレクに敗れましたが、3位決定戦で世界チャンピオンであるジョージアのグラム・ツシシビリを技ありで破り、3位に入賞しました。

この3位決定戦では、終了間際にツシシビリからジョージア語で暴言を吐かれたり、右足で相手の頭部付近に軽く蹴りを入れられるような仕草をされたという指摘もありました。この件について、IJF会長のマリウス・ビゼールは倫理委員会で取り上げるとTwitter上で述べました。

2021年のヨーロッパ選手権では、準々決勝で国内のライバルであるヘンク・フロルに小外掛で敗れ、東京オリンピック代表の座を逃しました。また、このフロルとの対戦では、過剰な足払いを仕掛けた後、一本負けを喫した際、激高したフロルに袖を突き放されるという場面もありました。

同年の世界選手権では、準々決勝でジョージアのゲラ・ザアリシビリに敗れましたが、3位決定戦でブラジルのラファエル・シルバに反則勝ちし、3位入賞を果たしました。

IJF世界ランキングは、2023年5月15日現在、4177ポイントで5位となっています。

外部リンク

* ロイ・メイヤー - JudoInside.com のプロフィール（英語）

(出典: JudoInside.com)

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