ワニノ駅

ワニノ駅は、ロシア連邦ハバロフスク地方ヴァニンスキー地区に所在するロシア鉄道の駅です。この駅は、バイカル・アムール鉄道（バム鉄道）の駅として機能するだけでなく、サハリン州のホルムスク（旧真岡）へ向かうワニノ・ホルムスク鉄道連絡船の接続駅という重要な役割も担っています。特筆すべきは、ユーラシア大陸の最東端に位置する駅であるということです。

旅客列車
ワニノ駅を発着する主な旅客列車として、以下の列車があります。
351 (352)列車：ソヴィエツカヤ・ガヴァニ駅とウラジオストク駅を結ぶ路線で、ワニノ駅はこれらの駅間の重要な停車駅となっています。

歴史
ワニノ駅は1947年に開業しました。駅の建設は、ソビエト連邦軍の鉄道労働者と、第二次世界大戦終結後にこの地域に連れてこられた日本軍捕虜によって行われました。この事実は、この駅の歴史を語る上で重要な側面の一つです。また、1973年6月27日には、ワニノとホルムスクを結ぶ鉄道連絡船の運行が開始され、ワニノ駅はサハリンへの重要なアクセスポイントとしての役割を担うようになりました。

駅構造
駅は単式ホーム1面1線を有する地上駅です。駅舎は2階建てで、ワニノ・ホルムスク鉄道連絡船のフェリーターミナルの機能も兼ね備えています。そのため、連絡船の乗船券は駅舎内で購入することが可能です。

駅周辺
駅舎は駅の東側に位置し、駅前には操車場とワニノ港が広がっています。一方、ワニノの市街地は駅の裏側（西側）にあり、駅の北側にあるガード下を通る必要があります。この構造は、駅と市街地とのアクセスにおいて、やや特殊な地理的状況を生み出しています。

隣の駅
ロシア鉄道
バイカル・アムール鉄道
351列車・352列車：
トキ駅 - ワニノ駅 - ソヴィエツカヤ・ガヴァニ＝ソルト駅

特記事項
ワニノ駅は、その立地と歴史的背景から、非常に興味深い駅です。特に、ユーラシア大陸最東端の駅であるという点は、地理的にも重要な意味を持ちます。

関連項目
ロシアの交通
サハリンの鉄道
サハリントンネル
ユーラシア大陸最西端の駅：カスカイス駅（ポルトガル）
ユーラシア大陸最南端の駅：JBセントラル駅（マレーシア）
ユーラシア大陸最北端の駅：ムルマンスク駅（ロシア）

外部リンク
ワニノ駅時刻表（ヤンデックス）（ロシア語）

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