三和シヤッター工業

三和シヤッター工業株式会社について

三和シヤッター工業株式会社は、シャッター、ビル・マンション用ドア、アルミフロントなどの建材を製造する大手メーカーです。国内業界ではトップのシェアを誇り、文化シヤッター、東洋シヤッターと並んで業界を牽引する存在です。1980年代から海外進出を積極的に行い、現在では日本、北米、欧州、アジアの26カ国で事業を展開しており、グローバルな企業として成長を続けています。2020年時点のデータでは、シャッターの世界市場シェアで1位を獲得しており、海外売上比率は45.9%と高い割合を占めています。

社名の由来

「三和」という社名は、会社設立時に事業所を構えていた尼崎市の三和本通商店街に由来します。また、同社の商号表記の特徴として、シャッターの「ャ」を大文字で表記する「シヤッター」を採用していますが、発音は「シャッター」です。なお、三和グループという名称の他の企業グループとは関連はありません。

沿革

三和シヤッター工業の歴史は、1956年に高山萬司氏が尼崎で株式会社三和シヤッター製作所を設立したことに始まります。その後、1959年に三和シヤッター株式会社、1961年に三和商事株式会社が設立され、1963年にはこれらの会社が合併し、株式会社三和シヤッター工業に商号変更されました。同時に、本店を東京都新宿区に移転しています。

1970年には東京と大阪の両証券取引市場第1部に上場し、1996年には米国のガレージドア大手、オーバーヘッドドア社を買収、2003年には欧州のガレージドア大手、ノボフェルム社を買収するなど、積極的にM&Aも行っています。また、2005年には防災・防犯機器大手のホーチキ株式会社と資本業務提携を締結、2006年には中国鉄鋼最大手の宝鋼集団と合弁会社を設立し、中国市場での事業展開も進めました。

2007年には、会社分割により持株会社体制へ移行し、三和シヤッター工業は三和ホールディングス株式会社となりました。事業は新たに設立された三和シヤッター株式会社が承継し、その後、同社は（新）三和シヤッター工業株式会社に商号変更しています。

2018年にはLIXILからLIXIL鈴木シャッターの全株式を取得し、2019年には同社を傘下に収めました。この買収により、事業規模をさらに拡大しています。

主な商品

三和シヤッター工業では、以下のような商品を製造・販売しています。

シャッター（事業所用、住宅用、車庫用、窓用など）
ドア（マンション、アパート、玄関など）
間仕切り
車庫ドア
雨戸
エクステリア関連品（門扉・フェンスなど）
自動ドア
網戸

提供番組

三和シヤッター工業は、テレビやラジオで多くの番組を提供しています。

現在提供中の番組（2021年10月現在）

テレビ
ニュースモーニングサテライト（テレビ東京系・BSテレ東）
DRAMATIC BASEBALL（BS日テレ）
東急ジルベスターコンサート（テレビ東京系・BSテレ東）
突撃!隣のスゴイ家（BSテレ東）
ラジオ
オールナイトニッポン（ニッポン放送・NRN系列）
星野源のオールナイトニッポン
JUNK（TBSラジオ）
爆笑問題カーボーイ
おぎやはぎのメガネびいき
バナナマンのバナナムーンGOLD
市橋有里のやっぱり走って損はない!!→市橋有里の“RUN食健美”〜ヘルシーRunning〜（四国放送）
中国放送（RCCラジオ）
本名正憲のおはようラジオ・8時25分交通情報 月・水曜分
16時の時報スポンサー（４月～９月分）
18時の時報スポンサー（１０月～３月分）
ヨルノバ

過去に提供していた番組

テレビ
竹村健一の世相を斬る（フジテレビ系列）
知っとこ!（MBS制作・TBS系列）
クイズ地球まるかじり（テレビ東京系列）
報道特集（TBS）〜2015年3月
報道ステーションSUNDAY（テレビ朝日系）※2015年4月〜2017年3月26日
サタデープラス（MBS制作・TBS系列）〜2015年9月
たけしの健康エンターテインメント!みんなの家庭の医学（朝日放送テレビ制作・テレビ朝日系列）※2015年10月〜
1974年4月から1975年3月までFM東京（現:TOKYO FM）『三和シヤッター 歌謡曲ベスト・テン』（現:JA全農 COUNTDOWN JAPAN）の一社提供

関連項目

六本木ヒルズ森タワー: 関連会社「三和タジマ」が製造した回転ドアが設置されています。2004年の事故後、同社が提供していたラジオCMは、事故が解決するまで公共広告機構（現:ACジャパン）などのCMに差し替えられました。
* 青木瀬令奈: 同社所属の女子プロゴルファーです。

三和シヤッター工業は、長年の歴史の中で培ってきた技術力とグローバルな事業展開により、業界を代表する企業として成長を続けています。今後も、革新的な製品開発と顧客ニーズに合わせたサービス提供を通じて、さらなる発展を目指していくと考えられます。

もう一度検索