三重県立朝明高等学校

三重県立朝明高等学校

三重県立朝明高等学校は、三重県四日市市に所在する公立の高等学校です。地元では「朝明（あさけ）」という通称で親しまれています。全日制課程が設置されており、普通科とふくし科の二つの学科を擁しています。

沿革

学校の歴史は、1978年（昭和53年）4月10日に開校式を挙行したことから始まります。開校当初は普通科のみが設置されていました。時代の変化や社会のニーズに応えるため、1998年（平成10年）4月1日には普通科の中に福祉に関する専門的な学びを提供するコースが新たに設けられました。さらに教育内容の充実を図るため、2013年（平成25年）4月1日には、この普通科福祉コースが独立した専門学科であるふくし科へと改編され、現在に至ります。

教育組織

本校では、全日制課程において、生徒の多様な興味関心や将来の目標に応じた教育を提供しています。

普通科

定員は200名です。1年次では幅広い教養と基礎学力を養い、2年次からは生徒一人ひとりの興味や適性、進路希望に合わせて3つのコースに分かれて学習を深めます。
チャレンジコース: 幅広い分野への進学や多様な職業への就職に対応できる学力を育成します。
ビジネスコース: 商業や経済に関する知識・技能を習得し、ビジネス分野での活躍を目指します。
アスリートコース: スポーツに関する専門知識・技術を学び、競技力の向上やスポーツ関連分野への進路をサポートします。

ふくし科

定員は40名です。福祉分野における専門的な知識、技術、そして人間性を育むことを目的としています。高齢者福祉や障がい者福祉など、幅広い視点から福祉を学び、将来、福祉の現場で活躍できる人材を育成します。

学校行事

生徒たちの学校生活を彩る様々な年間行事が実施されています。

4月: 始業式、入学式、1年宿泊研修
6月: 2年修学旅行、1・3年進路ガイダンス
7月: クラスマッチ、終業式
9月: 始業式、学校環境DAY、体育祭
10月: 文化祭
11月: 2年インターンシップ、1・3年秋季遠足
12月: 終業式
1月: 始業式
2月: マラソン大会
3月: 卒業式、クラスマッチ

これらの行事を通して、生徒たちは学業以外にも多くの経験を積み、人間関係を育み、豊かな高校生活を送っています。

部活動

本校では、多くの生徒が部活動に参加し、学業との両立を図りながら心身を鍛錬しています。

運動クラブ

ラグビー
自転車競技
柔道
硬式野球
弓道
女子バレーボール
バドミントン
レスリング
卓球
女子バスケットボール

文化クラブ

華道
書道
美術
ボランティア
漫画研究
吹奏楽

特にラグビー部や自転車競技部は全国大会に出場するなど、優れた成績を収めています。

交通

学校へのアクセスは、公共交通機関が利用できます。

三岐鉄道三岐線 保々駅より、徒歩でおおよそ25分。
バスを利用する場合：
JR関西本線 四日市駅（三重交通バス1番乗り場）または、近鉄名古屋線・湯の山線、四日市あすなろう鉄道内部線 近鉄四日市駅（三重交通バス南4番乗り場）から、いずれも71系統 福王山行きに乗車し、「鵜川原神社前」バス停で下車。バス停からは徒歩でおよそ15分です。

出身著名人

本校からは、各界で活躍する多くの卒業生を輩出しています。

ラグビー選手: 金喆元、權正赫、王授榮、王鏡聞、高橋信之、小野広大
競輪選手: 浅井康太、柴崎俊光、柴崎淳、竹野百香（ガールズケイリン）
* その他: トニーヒロタ（ものまね芸人）、奥田啓介（プロレスラー）

これらの卒業生は、それぞれの分野で優れた功績を残し、後輩たちの目標となっています。

三重県立朝明高等学校は、地域に根差した教育活動を展開し、生徒たちが将来社会に貢献できる人材へと成長するための学び舎として、その歴史を重ねています。

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